セリエA開幕からリーグ戦無敗のユヴェントス。だが勝利はわずか2勝にとどまり、勝ち点「10」で8位と大きく出遅れる。日本時間12日に行われた第6節のサレルニターナ戦においては、1-2で迎えた後半アディショナルタイムにDFレオナルド・ボヌッチおよびFWアルカディウシュ・ミリクが相次いでネットを揺らし、劇的な逆転勝利を収めたかに見えたが、VARによりユーヴェの3点目は取り消され、2-2で白星を取りこぼした。
だがミリクの幻ゴールを巡り、オフサイドを取られたボヌッチを含むユヴェントス側から不満が噴出。VARが、コーナー付近でゴールラインに近い位置にいたMFアントニオ・カンドレーヴァの存在を見落としていた疑念が生じ、物議を醸した。
イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィーナ会長はこれについて、「カンドレーヴァをとらえた映像は主審が使用できないものだった」と回答。「VARは使える映像から分析したが、それがのちに間違っていたことが明らかになっただけだ。主審やVARがミスをしたわけではない」と釈明した。
一方、『Radio Kiss Kiss』のインタビューを受けたサレルニターナのダニーロ・イエルヴォリーノ会長からは「誤審? ユーヴェが望むなら再戦しよう。何の問題もない」との声が上がっている。だがアッレグリは、すでに過去のエピソードとして頭を切り替えていることを明かした。
「この話はすでに終わったことであり、私は審判団について自分の考えをまったく主張していないつもりだ。私自身が資格停止になるのかどうかは分からないが、監督については試合を欠席させるより、たとえ高額であったとしても罰金制にしてチャリティーに回した方が良いだろう」
またユヴェントス指揮官は、今シーズンのリーグ戦5試合に出場して4ゴールをマークし、得点王争いを繰り広げるFWドゥシャン・ヴラホヴィッチに言及。今年1月にフィオレンティーナから加わった22歳の若き逸材を称えた。
「これまでに大きく成長しており、彼には満足している。国際舞台に関しては、経験値が少ない部類のFWに入るだろうが、彼は(アーリング)ハーランドや(キリアン)エムバペと並ぶ世界最強の若手の1人だ」
(C)Getty images
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