5日、J2と天皇杯が各地で行われた。
延期分の1試合が開催されたJ2。残留争いを強いられている大宮アルディージャとプレーオフ圏内に迫っているモンテディオ山形の一戦は、土壇場で追いついた大宮が勝ち点1をもぎ取った。山形が立ち上がりにMF樺山諒乃介のゴールで先制したが、後半は大宮ペースで試合が進み、89分にはMF小島幹敏のゴールで終盤に同点。ホームの意地を見せた大宮が貴重な勝ち点1を獲得した一方で、勝てば6位に浮上できた山形としては勝利目前のところで痛恨の勝ち点1となっている。
また時間差で2試合が行われた天皇杯準決勝。先にキックオフを迎えたヴァンフォーレ甲府と鹿島アントラーズの一戦では、甲府が前半にFW宮崎純真のゴールで先制すると、その後は鹿島に攻め込まれる時間が続きながらもの虎の子の一点を守り切って鹿島相手に大金星。甲府がクラブ史上初の決勝進出を果たし、J2勢としては2014年以来となるファイナリストとなっている。
もう一つのJ1同士の対決となった京都サンガF.C.とサンフレッチェ広島のカードは、120分間の死闘となった。前半に広島がFWドウグラス・ヴィエイラのゴールで先制したが、後半に京都がFWイスマイラのゴールで追いついて延長戦に突入。それでも広島が延長戦前半にFWナッシム・ベン・カリファのゴールで再び勝ち越し、そのまま逃げ切りに成功し、2013年以来の決勝に駒を進めている。甲府と広島の対戦が決まった決勝戦は、10月16日に日産スタジアムで行われる。
■10月5日開催 結果
・J2第33節：
大宮 1-1 山形
・天皇杯準決勝：
甲府 1-0 鹿島
京都 1-2 広島
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