来夏にワールドカップを控える女子日本代表は、これまでと異なり[3-4-2-1]の布陣でスタート。主将の熊谷紗希が3バックの一角を務め、背番号10の長野風花と背番号8の猶本光がダブルボランチを組んだ。そして3トップは田中美南を頂点に杉田妃和と宮澤ひなたが2シャドーを務めた。
立ち上がりは日本がリズムよくゲームを進めていき、チャンスも作る。最初のチャンスは16分。ゴール前でボールを受けた宮澤が迷うことなく右足を振り抜く。ミドルシュートは枠を捉えるもGKの好セーブにあった。さらなるビッグチャンスが訪れたのは26分のこと。猶本のロングパスに抜け出した田中がGKと1対1を迎える。しかし、狙いすましたシュートは飛び出してきたGKの正面を突き、ゴールとはならなかった。
反対に前半の終了間際にはピンチを迎える。自陣でボールを失うとそのままシュートまで持ち込まれヒヤリ。さらにアディショナルタイムにはゴール前でFKを与えてしまうと、クロスバー直撃のシュートを打たれ、何とかしのぐ形で前半は折り返した。
3人の選手を入れ替えた後半も、立ち上がりは日本がペースを握る。素早い攻守の切り替えから敵陣でボールを奪い返す場面を増やし、後半スタートから右WBに入った清家貴子の突破からゴールに迫るシーンを増やしていった。
そして64分、待望の先制点が生まれる。ゴール前で得たFK。直接狙える位置でもあったが、キッカーの猶本はフワリとしたパスを選択。これを田中が胸トラップから右足で流し込んだ。さらに67分には杉田がPKを獲得。これを田中が沈め、リードを広げた。
その後は。U-20ワールドカップで準優勝に輝いたメンバーである浜野まいか、藤野あおばといった期待の若手を投入し、追加点を狙いに行った。その後、3点目を奪うことはできなかったが、ゲームコントロールを90分通じて安定しており、無失点でタイムアップ。様々なトライやチャレンジをしたゲームを完封勝利で飾った。
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