8日、各地でJ1、J2、J3の試合が行われた。
注目されたJ1リーグの優勝争いは、今節では決着がつかなかった。
勝てば優勝に大きく近づく横浜F・マリノスはゲーム序盤から圧倒的にボールを支配するも、8分に残留のため負けられないガンバ大阪にセットプレーから先制点を献上。その後、続いた決定機をGK東口順昭に止まられてしまうと、79分に再びセットプレーから失点して痛恨の敗戦を喫した。一方、勝ったG大阪は大きな勝点3を手にした。
横浜FMが敗れた中、首位に近づいたのは川崎Fだ。逆転優勝に向けて負けられない川崎Fは、28分にMF遠野大弥のミドルで先制。後半に入って清水に猛反撃を受け、一度は逆転されてしまったが、76分に右サイドのCKからDF山村和也が難易度の高いヘディングシュートを沈めて試合を振り出しに戻すと、その2分後にはFW小林悠が逆転弾を奪い試合をひっくり返した。3-2で勝利した川崎Fは、敗れた横浜FMとの勝点差を「5」に縮めている。
残留争いでは勝利したG大阪が16位に浮上。敗れた清水が17位に後退した。そのほか、北海道コンサドーレ札幌と相対したアビスパ福岡は、先制点を許す苦しい展開も、後半に立て続けに2つのゴールを奪って逆転勝利。順位を15位に上げた。湘南ベルマーレは敵地でFC東京に勝利し、ヴィッセル神戸もホームでサンフレッチェ広島を破るなど、下位陣が勝点3を手にする今節となった。
5試合が開催されたJ2で注目されたのは、アルビレックス新潟だ。今節の結果次第で自動昇格が決まる中、ホームでベガルタ仙台と対戦。拮抗した展開が続く中、64分にMF伊藤涼太郎がゴールをこじ開けると、これで気持ち的にも楽になり、その後に2つの得点を追加して勝利を飾った。これで他のチームの結果を待つことなく昇格が決定。6年ぶりのJ1昇格を決めている。
その他、17試合負けなしで徐々に順位を上げてきた徳島ヴォルティスがV・ファーレン長崎とのプレーオフ出場権を目指した直接対決に2-1で勝利。敗れた仙台を得失点差で抜き、暫定6位に浮上した。また、ロアッソ熊本はホームでザスパクサツ群馬に5-1で勝利し、6位以内を決定している。
3試合が行われたJ3は、2位の鹿児島ユナイテッドがY.S.C.C.横浜に勝利し、試合のなかったいわきFCとの差を「1」に縮めている。
■10月8日開催 結果
・J1第32節
札幌 1-2 福岡
川崎 3-2 清水
横浜FM 0-2 G大阪
磐田 3-3 鹿島
京都 1-1 名古屋
神戸 4-0 広島
浦和 2-1 鳥栖
FC東京 0-2 湘南
柏 0-0 C大阪
・J2第40節
秋田 3-0 千葉
新潟 3-0 仙台
長崎 1-2 徳島
熊本 5-1 群馬
岩手 0-2 東京V
・J3第28節
YS横浜 0-1 鹿児島
相模原 0-2 今治
愛媛 2-2 長野
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