9日、各地でJ2、J3の試合が行われた。
6試合が開催されたJ2リーグ。注目されたのはJ1自動昇格争いだ。
先に試合を行ったのは3位のファジアーノ岡山だ。引き分けに終わった時点で2位の横浜FCの自動昇格が決定する中、ゲームは立ち上がりから岡山が攻勢を強めながら押し込んでいく展開が続く。43分にはDF徳元悠平が入れたロングボールからMF成瀬竣平がクロス。これをFW永井龍が詰めて先制に成功した。
ただ、天皇杯で決勝進出を果たしたヴァンフォーレ甲府も反撃。MF荒木翔のCKからMF長谷川元希がつなぎ、最後はDF須貝英大が頭でコースを狙って同点弾を奪取。試合を振り出しに戻した。
このままだと自動昇格が消滅する中、岡山は最後の粘りを見せる。攻撃に厚みを加えながら攻め込んでいくと、80分に徳元のロングスローからMF佐野航大がシュートを放ち、GKがファンブルしたボールを途中出場のFWハン・イグォンが沈めて勝ち越し。岡山が2-1で勝利し、自動昇格にわずかな可能性をつないだ。
今節の自動昇格の条件が勝つことのみとなった横浜FCは、ホームで大分トリニータと対戦。今節で昇格を決めるべく前に出たかった横浜FCだが、立ち上がり5分にプレーオフ出場を目指す大分に先制点を献上し、苦しい展開を強いられることになる。
互いに1点を取り合って1-2のビハインドで迎えた56分には、左サイドのクロスからFW小川航基がこの日、2得点目を奪い再び同点に追いつくことに成功した。だが、72分に古巣対決となったMF野村直輝に強烈なミドルを沈められて万事休す。このまま追いつけなかった横浜FCは、敗れて昇格決定ならず。一方、勝った大分は、7位・ベガルタ仙台との差を「7」に広げ、6位以内を確定させている。
そのほか、FC琉球がツエーゲン金沢を破り21位に浮上。残留へ望みをつなぐ勝利を手にした。また大宮アルディージャはレノファ山口をホームで破り、残留を確定させている。
J3は6試合が開催。負けられない上位対決となった藤枝MYFCと松本山雅FCの試合は、88分のMF榎本啓吾の決勝弾で藤枝が勝利。上位を追走する勝点3を手にした。一方、首位のいわきFCも敵地でガイナーレ鳥取に勝利し、2位以下との差をしっかり維持している。
■10月9日開催 結果
・J2第40節
甲府 1-2 岡山
山形 0-0 水戸
大宮 2-1 山口
町田 0-1 栃木
金沢 1-2 琉球
横浜FC 2-3 大分
・J3第28節
藤枝 1-0 松本
鳥取 1-3 いわき
宮崎 4-1 福島
岐阜 1-3 富山
讃岐 0-0 沼津
北九州 2-1 八戸
関連記事
●【動画】注目の優勝争いは今節で決着ならず。横浜FMが敗れて川崎Fが優勝に望みをつなぐ勝利をゲット | J1リーグ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?