新戦力の若手が躍動し、開幕戦から無敗の快進撃を続けるナポリは10日、セリエA第9節において昇格組クレモネーゼと敵地で対戦。26分にFWマッテオ・ポリターノのPKで先制すると、後半開始直後に同点に追いつかれたが、終盤のゴールラッシュで4-1とリーグ戦5連勝を飾った。
同ポイントで並んでいたアタランタが3位ウディネーゼと引き分けたことで、合計23ポイントで単独首位に躍り出たナポリ。指揮官のスパレッティは、クレモーナでの一戦を振り返った。
「簡単な試合ではなかった。先制した後に、やや不運な形で1-1に追いつかれてしまい、そこからが難しかった。我々のクオリティにふさわしい試合ではなくなってしまった。それでもチームは冷静さを失わなかったことで、最終的に結果をつかむことができたと言える」
「(ジョヴァンニ)シメオネのゴールは素晴らしいものだった。いずれにせよ、クレモネーゼを称えたい。19位という順位にふさわしくないチームであり、難しい試合だった」
クレモネーゼ戦では、シメオネやFWイルビング・ロサーノ、DFマティアス・オリベラら途中出場の選手たちがゴールという形で結果を出した。
「ナポリの選手たちの素晴らしいところは、出場しなかった時間に『自分なら良いプレーを見せられたはず』と考えるのではなく、与えられた時間の中で良いプレーを見せようとしてくれるところだ。若手選手たちとはやりやすい。与えられたすべての時間を活かそうという健全な意欲を持っているからね」
さらにナポリ指揮官は、格下との対戦においても集中力を切らさずに勝利をつかみ取った選手たちを称えた。
「このチームは、ナポリのユニフォームを身にまとっている理由を決して忘れていないように感じる。上手く行かない時であっても、主審が笛を吹いた後であっても、同じ姿勢で無限にチームの利益を追い求めていけるチームなんだ」
また76分に決勝点をマークしたシメオネもインタビューに応じると、喜びを語った。
「チームを助けることができ、今日は素晴らしい日になった。みんなで非常に良いプレーを見せて最後まで戦い、貴重な3ポイントを獲得することができた。ナポリで長年、プレーしてきたかのようだって? おそらく僕は自分にふさわしい居場所にいるのかもしれない。ナポリは常に重要な目標を目指して戦うチームだ。すべての試合で戦い続けるつもりだ」
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