明治安田生命J3リーグKONAMI 月間MVP。3月度の受賞者は、4試合に出場して3得点を奪った岩手の宮市。岩手在籍6年目にして新たな変化を見せるアタッカーに、今季の目標やクラブへの想いを聞いた。（取材日：4月13日）
「数字は全然意識していない」
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ーー明治安田生命J3リーグKONAMI月間MVPの受賞、おめでとうございます。感想を教えてください。
まさか自分が選ばれるとは思っていませんでした。プロになってからこのような個人賞をもらったことがなかったので嬉しいです。スタッフやチームメイト、応援してくれる方々にも感謝したいです。
ーー昨季はDFでの出場が多かった中、3月の4試合は右ウイングでの出場が続いていました。
昨季まではウイングバックでの出場が多かったですが、その経験がすごく生きていると感じています。やはりウイングでも守備はたくさんしないといけないです。以前の僕がそうでしたが、攻撃の選手はなるべく守備はしたくないというメンタルの選手が多くて、守備の時間が長くなればなるほど自分の持ち味を出せなくなると思っている部分がありました。でも、ウイングバックをやったことで守備での力の使い方が何となく分かるようになってきて、それがいまの結果につながっていると思っています。
ーー3月の4試合で3ゴールを決めました。
どのゴールもヘディングでしたけど、しっかりと自分の持ち味を出せたと思います。もともとヘディングには自信がありますし、昨季まで監督を務めていたアキさん（秋田豊氏）から、ボールの当てどころや空中での溜め方を教わったのが、いまに生きていると思います。
ーーヘディングをする際に意識したり大事にしたりしていることはどんなことですか？
しっかりとミートさせることと、下に叩きつけるようなイメージで当てるようにしています。
ーーすでにキャリアハイに並ぶ3ゴールを決めていますが、今後、目指している数字や目標はありますか？
数字はぜんぜん意識していないです。若いころは『結果を出さなければ』と自分自身を追い詰めてしまい空回りしていたので、そういう経験をして今があると思っています。チームとしてJ2に昇格することが目標なので、そこに貢献できるように全力で戦うことを意識しています。
ーー松原良香監督の目指すサッカーと、その中での役割を教えてください。
攻撃的なサッカーを目指しています。その中、今季ここまでは得点を多く取れているので、自分ももっとそこに貢献していければと思っています。
ーー昨季のJ2での経験を知る選手として、1年でのJ2復帰に向けて大事にしていることはありますか？
まずは昇格しなければならないので、目の前の試合に勝つことを考えなければいけないですけど、その中でも一人ひとりがJ2で戦うために、どの試合でも常に細かい部分を改善していけるチームになっていかないといけないと思います。
ーー2018年から岩手に在籍しチーム最古参です。クラブへの思いを聞かせてください。
気が付けば6年目で自分でも本当にびっくりしているのが正直な気持ちです。プロ生活の中でも特別なチームだと思っています。地域のみなさんに支えられているクラブでもあるので、僕自身も地域に貢献できるようなプレーや姿を見せていきたいです。
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