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明治安田J3リーグ

【動画】【DAZN×EL GOLAZO インタビュー】9月度J3月間MVPに輝いた藤枝の守護神・内山圭が誇る現代で輝く武器。「特長が時代にマッチしてきた」| Jリーグ

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【動画】【DAZN×EL GOLAZO インタビュー】9月度J3月間MVPに輝いた藤枝の守護神・内山圭が誇る現代で輝く武器。「特長が時代にマッチしてきた」| JリーグDAZN
【国内サッカー・インタビュー】Jリーグが月ごとに最も優れた選手を表彰する『明治安田生命Jリーグ KONAMI 月間MVP』。9月度のJ3リーグからは、藤枝MYFCで8月の6試合をわずか1失点に抑えたGK内山圭が月間MVPに選出されている。
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Jリーグが選ぶ9月度の明治安田生命J3リーグKONAMI月間MVPは藤枝の内山圭。チームは9月4勝2分と勝点を伸ばしたが、その6試合で喫した失点はわずか1。その立役者の一人がGK内山であることに異を唱える者はいないだろう。藤枝の守護神に、印象に残っているプレーや自身の武器について語ってもらった。(文・西川 結城)※エル・ゴラッソ本誌より転載

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印象に残る相模原戦の1対1

――9月の月間MVP受賞おめでとうございます。率直な感想はいかがですか?

「驚いています(笑)。まさかGKというポジションで選んでいただけるとは思っていませんでした。このような賞をいただいた経験はあまりなかったので、実際に選ばれたときはすごくうれしかったです。ゴールは一つですが、サッカーは一人で守ることはできません。チームメートや監督、コーチたちといろいろなコミュニケーションをとって努力してきた結果が、こうして形になったことをうれしく思います」

――9月は6試合中5試合で無失点でした。

「9月は最初の讃岐戦(第23節/1△1)で1失点しました。そのときにDFの小笠原佳祐から『もっとGKがこのポジションに立ってほしい』という要求があり、『もっとDFのことを頼ってもいいんだな』と思いました。DF陣がそれぐらい強い意志をもってやってくれていると理解できたので、その関係性が(失点が少ない)一つの要因なのかなと思います。

さらに途中交代で入ってくる選手の貢献ですね。6試合中2試合は途中から10人で戦ったのですが、そのアクシデントにも対応することができました。退場者が出た関係で次節は代わりの選手がプレーすることになりますが、その選手たちがよりパワーをもって試合に臨んでくれたこともチームの力になったと思います」

――9月の試合で特に印象に残っているプレーはありますか?

「愛媛戦(第26節/1○0)の終盤10分~15分の戦いは、自分の中ですごく印象に残っています。あとは第25節の相模原戦(1○0)、前半に藤本淳吾選手と1対1になった場面ですね。自分たちの左サイドにスペースが空いてしまい、そこにいいボールが出てきました。パスを出される際にウチの中盤の選手が守備に戻ってきているのは分かったのですが、そんなに守備が得意ではない選手だったので、『これは自分が1対1になっても止めるしかない』と思いました。あのときはそれぐらい冷静に考えられる余裕がありまして、しっかり前に飛び出して足に当てることができました。普段は止めたあともガッツポーズはしないのですが、あのときだけは出ちゃいました。だからすごく印象に残っています」

――セービング感覚が研ぎ澄まされていった感覚はありますか?

「チームメートとはよく、『今季は(相手の)シュートが真ん中にくることが多いね』と話しています。僕自身というよりも、チーム全体の成長、特にDF陣とGKの関わりや連係がよくなってきたのだと思います」

大きかった熊本時代の経験

2022-10-11-Jleague-Uchiyama(C)J.LEAGUE

――内山選手といえば左足の精度の高いキックですが、ご自身の武器をどう捉えていますか?

「10代のころから足元の技術には自信がありました。今季はシュートを止められるシーンも増えていますが、例えば20年の熊本時代もそうでしたが、僕自身は失点が多いGKだという自覚があります。ビッグセーブはそれほど多くありません。今季が特別目立っているだけで、実際に藤枝からオファーをいただいた際も、『シュートは止められませんが、足元には自信があります』と正直に話したぐらいです(笑)。僕は、“シュートは打たせなければいい”と考えています」

――そこまでハッキリと自分を客観視できるのはすごいですね。ちなみに参考にしていた選手はいますか?

「同じ左利きでそれほど身長も高くないということで、イケル・カシージャス(元スペイン代表)はずっと見てきました。『あの身長でここまで止められるんだ』と目を丸くしていました。ジャンルイジ・ブッフォン(パルマ/元イタリア代表)やマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ代表)など時代を代表するGKはいますが、彼らではなくカシージャスでした。あとは川崎Fのユース時代に、トップチームに川島永嗣選手(ストラスブール)がいまして、ビッグセーブでチームを勝たせるGKへの憧れはありました」

――いまでは、国内では西川周作選手(浦和)、世界のトップレベルではエデルソン選手(マンチェスターC/ブラジル代表)のように、左利きで足元の技術にも長けたGKが増えてきています。

「最近は増えてきていますが、かつては『自分だけがほかのGKと種類が違うのではないか』と思うほどでした。自分が10代のころでも、185cm以上の身長がないとGKとしてやっていけないという考えもありました。ただ、GKもフィールドプレーヤー化していく中で、自分の特長が徐々に時代にマッチしていった感覚があります。特に、熊本時代に大木武監督の下でプレーして、戦術の中にGKもしっかり組み込まれる経験ができたことは大きかったです。ここ数年で、自分もGKとして現代サッカーの仕組みに追いついてきたと思っています」

支援活動への思い

――先日、静岡県は甚大な台風の被害を受けました。内山選手も支援物資を届ける活動をされていましたが、どんな思いがありましたか?

「僕は以前熊本でプレーしていましたが、16年の地震の翌年に加入した関係でいろいろな状況を目の当たりにしました。また、(20年には)人吉市の豪雨もありました。その経験もあり、選手たちが中心になって支援活動をすれば、それを見た周りの方々も動いてくれるだろうという思いがありました。活動自体は、実際には自己満足に近いものかもしれません。僕たちが届けにいったところで、被害がなくなるわけではないので。実際に被災された苦労はその方々にしか分からないものだと思います。ただ、活動や試合結果で少しでも皆さんの気持ちがラクになったり、明るくなったりするのであれば、どんどん積極的にやっていきたいと思っています」

――そんな中で、ホームゲーム(第27節・YS横浜戦)を開催することもできました。

「最初は『本当に試合をしていいのだろうか』という思いが強かったです。ただ、試合会場に到着したときに藤枝のサポーターが『ワンチーム静岡県』と掲げてくれました。あとは相手のY.S.C.C.横浜のサポーターも横断幕を出してくれまして、自分たちが思いを表現できるのはやっぱりサッカーのプレーであり、試合の場なんだとハッキリと分かりました。その瞬間から切り替えて、勝つことだけに集中してプレーしました」

――それでは最後に、今季残りのシーズンへの意気込みをお願いします。

「僕たちは優勝、J2昇格を目指しています。残り試合もしっかり勝利して、目標を達成できるようにしたいです。ウチのチームは失点ゼロに抑えれば勝てる可能性が高いので、しっかり守って、そしてあわよくばまたMVPに選んでいただけるようなプレーをしたいと思います」

選手プロフィール

内山 圭(うちやま・けい)

1993年7月19日生まれ、29歳。神奈川県出身。181cm/74kg。川崎F.U-15→川崎F.U-18→東海大→東京武蔵野シティFC→熊本を経て、今季完全移籍で藤枝に加入。J3通算64試合出場。

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