ユヴェントスの調子がなかなか上がらない。今シーズンのセリエAでは、第9節を終えた時点で3勝4分2敗の勝ち点13。8位に甘んじており、首位に立つナポリとはすでに勝ち点10差がついている。
DAZNのセリエA専門番組『SERIE A FREAKS』(毎週火曜)では、現役時代にパルマやユヴェントス、レアル・マドリードなどで活躍した元イタリア代表DFファビオ・カンナヴァーロ氏を特集。175cmと小柄ながら、相手のアタッカーをことごとく封じてきたカンナヴァーロ氏に、現在の古巣・ユヴェントスの姿はどう見えているのだろうか。
「(マッシミリアーノ・)アッレグリは再び常勝チームへ再建するのに少し苦しんでいるように見えるね」
今シーズンからセリエBのベネヴェントを指揮しているカンナヴァーロ氏は「ここ数年のユーヴェは、ゴールまでに手数と時間をかける傾向がある。ミランの方が、自分たちのサッカーを相手に押し通しているね」と、監督目線でユヴェントスとライバルチームの特徴を分析。ミランのイングランド代表DFフィカヨ・トモリとフランス人DFピエール・カルルのCBコンビを「非常にスピードがあり、ディフェンスに起こりうる戦術的なミスやポジショニングのずれを補完し合っている」と評し、ユヴェントスのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチとブラジル代表DFブレーメルについては「あまり一緒にプレーしていないから、まだ適切に評価することはできないね」と述べるにとどまった。
混迷を極めるユヴェントスは、どうすれば再び輝きを取り戻せるのか。カンナヴァーロ氏は、“ビアンコネーリ”が持つ勝者のメンタリティこそが重要だと語る。
「獲得したトロフィーの数が、僕を伝説的な地位へと押し上げた。ユヴェントスで過ごした3年間で、その意味を理解した。プレーし続けるのは、常に勝つためなんだ」
15日には、“カルチョ最古のダービー”トリノvsユヴェントスが行われる。「ドレッシングルームに一歩足を踏み入れると、勝利だけがすべてだと分かるんだ」と語るカンナヴァーロ氏が期待するように、ユヴェントスは疑念を払拭する勝利を手にすることができるのだろうか。
SERIE A FREAKS
- 配信: DAZN
- 配信日:毎週火曜日
- MC:北川義隆、細江克弥
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