リーグ戦8位でUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場を逃した昨シーズンから一転、今シーズンはセリエA9戦無敗で2位の快進撃を見せるアタランタ。そのジャン・ピエロ・ガスペリーニ指揮下で活躍する31歳のバンディエラ、マルテン・デ・ローンが『ダゾーン・イタリア』の「Kick off」に出演し、新生アタランタを語ってくれた。
「何人か選手が入れ替わり、若い新選手も加わった。それからプレースタイルに関して言えば、今シーズンは、以前よりも低い位置でプレーするようになった。だがワールドカップ(W杯)による中断明けからは、準備の時間も増えるので、再び攻撃的でよりスペクタクルなプレーを見せられるだろう」
続いてオランダ代表のベテラン選手は、ベルガモで7年目を迎えた指揮官のガスペリーニの素顔を明かしてくれた。
「監督は常に全力を尽くすように求めている。毎日のように僕ら選手たちを見張っているが、それが彼のクオリティなんだ。戦術面においては最強指揮官の1人であるし、特にチームマネージメントにはかなり気を配っている監督だ」
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今シーズンのリーグ戦9試合を終えて、失点はわずかに5点とラツィオと並ぶ最強の守備を見せているアタランタ。だが一方で、FW勢の得点力不足が懸念されている。デ・ローンは、FWルイス・ムリエルの復調や、FWドゥバン・サパタの復帰を心待ちにしている。
「チーム全体として得点を挙げることが重要だが、毎試合でゴールを奪えるような頼れるFWが1人、2人いることも大切だ。ムリエルは、ここ数試合でコンディションを戻しつつある。それからドゥバンも早く戻って来てくれることを願っている。彼は常にゴールを決めてくれるチームの武器だ」
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復帰を目指すヨーロッパの舞台
2019-20シーズンにクラブ史上初のUCL出場を果たして以降、ヨーロッパのクラブ最高峰の大会に3シーズン連続で出場していたアタランタ。だが今年は、国外のいずれのカップ戦も出場権を得ることができず、アタランタFWは来年のリベンジを狙っている。
「何年もヨーロッパの大会に出場してきただけに、今年は物足りなさを感じる。チャンピオンズリーグ? チームの目標はないが、上位7チームがヨーロッパの大会に出場できるということを考えれば、僕らもその一団に加わりたい」
セリエAの中盤のライバルたち
続いてデ・ローンは、ライバルチームに所属する自身と同じ中盤の選手たちについて、一言で表現してくれた。
「(インテルのニコロ)バレッラは“クオリティ”。(ミランのサンドロ)トナーリは“成長”かな。(ユヴェントスのマヌエル)ロカテッリと言えば“パス”。(ナポリのザンボ)アンギサは“パワー”、(ローマのロレンツォ)ペッレグリーニは“エレガント”だね」
“家族”のような存在であるアタランタとともに、“夢”のスクデットを追いかけつつ、UCLへの“復帰”を志すデ・ローン。オランダ代表として出場を目指すW杯カタール2022においては、“勝利”を求めている。
放送・配信予定
- アタランタ vs サッスオーロ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年10月16日(日)日本時間3:45
- 会場:ゲーヴィス・スタジアム
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