セリエA8節のボローニャ戦において3-0と1カ月ぶりの勝利を手にしたユヴェントス。だが翌週、ミランとのビッグマッチに敗れると、UEFAチャンピオンズリーグ（UCL）においては格下であるはずのマッカビ・ハイファに敵地で黒星を喫し、再び復調への道を見失ってしまった。
首位ナポリから10ポイント差の8位と厳しい状況に立たされる中、16日の第10節でライバルトリノとのダービーに臨むユヴェントス。アンドレア・アニェッリ会長の信任を受け、どん底から再スタートを目指して合宿を敢行したマッシミリアーノ・アッレグリは、イヴァン・ユリッチのチームとの大一番へ意欲を示した。
「明日はこの街のダービーだ。誰もが注目する難しい一戦と言える。トリノはインテンシティが高く、襲い掛かって来るチームであり、複雑になるだろう。チームワークを見せてコンパクトにまとまり、注意深い試合をする必要がある。良い結果を得られるように努めたい」
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「個人的な挑戦ではなく、クラブの全員による挑戦だ。みんなでここから抜け出さなければならない。勝った時も、負けた時もみんなが一緒だ。チームはこの2日間、良い練習ができたように感じる。過去の結果を変えることはできないが、明日から方向転換していく必要がある」
「チームはまとまっていないように見えても、結果を出そうという意欲は十分にある。すべてを乗り越え、困難を克服する必要があるだろう。1試合で解決できるわけではないが、その後にも28試合が控えている。明日から素晴らしいパフォーマンスを見せることが求められている」
続いてアッレグリは、フィオレンティーナ戦やハイファ戦を例に挙げ、今シーズンのチームの課題となっているカウンターからの失点を警戒した。
「シーズン開幕以降、失点に関して失敗してきた。マッカビやフィオレンティーナとの対戦においても、すべてカウンターから失点しており、これはフィジカルの問題ではなく、注意力の問題だ。攻撃する際に守備面にしっかり気を配らなければならない」
物議を醸した臨時合宿
ハイファでの敗戦後、トリノダービーへ向けて行われた合宿は、懲罰的な要素があるとして物議を醸した。だがアッレグリは持論を展開し、前向きな合宿であったことを強調した。
「合宿に懲罰的な目的はない。結果が出ない時は、実際よりも悪く見えてしまう傾向にあるものだが、みんなで一緒に過ごすことで倍の練習量をこなし、チームに規律を与えることができる。こうして一緒にいて話し合うことは、チームにとってプラスにしかならないはずだ。合宿を拒否した選手は誰もはいない。我々は現状を理解しており、良いとは言えないこの状況から抜け出すことに集中している。次は結果を出さなければならない」
「チームの目標も常に変わらない。サレルニターナおよびモンツァとの対戦の失敗による代償を払い、リーグ戦で出遅れたが、まだ29試合残っている。遅れを取り戻す時間はあるが、再び歩み始める必要があるだろう」
放送・配信予定
- トリノ vs ユヴェントス
- 配信：DAZN
- キックオフ：2022年10月16日（日）日本時間1:00
- 実況：北川義隆
- 会場：スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノ
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