セレッソ大阪 対 サンフレッチェ広島 の見どころ
2年連続でファイナルの舞台に進出してきたセレッソ大阪と8年ぶりの決勝進出となるサンフレッチェ広島が生まれ変わった国立競技場で激突する。
両チームの今大会の勝ち上がりを振り返ると、共通するのはピッチに立った選手の多さ。2チームともにグループステージ6試合、プレーオフステージ2試合、ノックアウトステージ4試合を戦いここまで勝ち上がってきた中で多くの選手を起用。若手からベテランまで総合力を駆使しながら1試合ずつ勝ち上がることでチーム全体が成長してきた。総力戦となるのはこの決勝戦でも変わらない。チーム一丸で戦えたチームがゲームを優位に進めることになるだろう。
そしてもう1つ、共通点を挙げるとすれば両チームともに“悔しさ”を抱えていること。C大阪は昨季もファイナルの舞台に立ちながら決勝の舞台で敗戦。最も悔しいと言われる準優勝に終わっている。その1年前を知る選手は残っており、何よりチームを率いる小菊昭雄監督もその内の1人。対戦相手は異なるが、「忘れ物を取り返す」とリベンジの思いは強い。
対して広島は1週間前に天皇杯決勝を戦ったが、PK戦までもつれた末、J2のヴァンフォーレ甲府に敗れ、クラブ史上初の天皇杯のタイトルを逃したばかり。メンタル面での切り替えや立て直しが簡単ではないことは承知であるが、2週間続けてタイトル獲得のチャンスを逃す訳にはいかない。今季のJ1で旋風を巻き起こしている攻守にアグレッシブな姿勢を取り戻し、横浜で味わった悔しさを国立で歓喜に変えたい。主将の佐々木翔は「広島の歴史を変え、広島の未来のためにタイトルを獲ることは重要」と意気込んでいる。
この2チームは今季、リーグ戦の2試合と天皇杯準々決勝の計3回、顔を合わせているがすべての試合で広島が勝利している。この結果がどこまで今回の一発勝負に影響するか分からないが、興味深いデータであることは間違いない。C大阪が“4度目の正直”を果たすか、広島が“4タテ”に成功するか、注目だ。
お互いにチームのスタイルははっきりとしており、加えて手の内もほとんど分かり合っている。この状況を考慮すれば1点が勝負を分けるロースコアの展開になる可能性が高そうであるが、何が起こるか分からないのがファイナルの舞台でもある。成長著しい若手がラッキーボーイとなるのか、勝負の肝を知るベテラン選手がひと振りでゲームを決めるのか。手に汗握る緊迫の一戦から一瞬たりも目が離せない。
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