前節において敵地でヴェローナに2-1と勝利し、セリエA3連勝を飾って3位へと浮上したミラン。日本時間23日に行われる次節では、かつて31年間にわたってミランの幹部を務め、29個のタイトルを獲得する黄金期を作り上げたシルヴィオ・ベルルスコーニ会長およびアドリアーノ・ガッリアーニCEOの名コンビが率いるセリエA初昇格のモンツァをサンシーロに迎え、ロマンティックな夜を過ごすことになる。
ミランの指揮官ステファノ・ピオリは記者会見に出席すると、元ミランの重鎮2人に敬意を示しつつ、新指揮官ラッファエーレ・パッラディーノの下でユヴェントスを撃破し、3勝1敗で好成績を収めるモンツァを警戒した。
「明日から22日間で7試合をこなすことになるが、良いスタートを切ることが非常に重要だ。ベルルスコーニとガッリアーニはミランの歴史を築いた人物であり、ロマンティックな要素も加わる特別な試合になるだろう。だがこうした話は脇に置いて試合に臨む必要がある」
「モンツァは非常に積極的で良い守備を見せるチームだ。そしてパス回しも良く、完成された特徴を持っている。新指揮官パッラディーノの下では、わずか1失点しか許しておらず、4戦3勝の成績だ。すぐさまモンツァにアイデンティティを与えたパッラディーノには賛辞を贈りたい」
(C)Getty images
続いてミラン指揮官は、左足ふくらはぎを負傷した守護神マイク・メニャンの状態について言及。来月に迫るFIFAワールドカップ（W杯）カタール2022への出場も危ぶまれる状況であることを示唆した。また過密日程を考慮し、ターンオーバーを採用していく考えを示した。
「マイクのことは残念だ。重要な選手である上、本人はチーム合流へ全力を尽くしており、ヴェローナでもプレーしたがっていた。だが可能な限りの診断をした結果、患部は1週間前に完治していたが、別の筋肉を傷めたことが判明した。今回のケガにより少なくとも1月まで離脱することになるだろう」
「ケガのリスクもあり、これからの7試合で全試合に出場する選手はいない。（GKチプリアン）タタルシャヌも例外ではない。かなりの時間をプレーした選手が多い一方、出場時間が少なく、状態の良い選手たちもいる。このグループは強く、別の選手を起用してもチームの技術的価値やパーソナリティが失われることはないだろう」
放送・配信予定
- ミラン vs モンツァ
- 配信：DAZN
- キックオフ：2022年10月23日（日）日本時間1:00
- 実況：北川義隆
- 会場：サンシーロ
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