前節でリーグ戦3連勝を飾って4位に浮上したローマ。FWパウロ・ディバラ不在のチームは日本時間24日、開幕から無敗で首位を走るナポリとホームのスタディオ・オリンピコで対戦すると、80分のFWヴィクター・オシムヘンの決勝弾に屈し、0-1と敗れて5位へと後退した。ジョゼ・モウリーニョは敗北に悔しさをのぞかせつつ、試合を分析した。
「今日は最初に得点した方が勝つ試合だったが、相手にやられてしまった。私もナポリのように、枠内シュートをほとんど打たずに1点を取って勝ちたかった。ナポリに対して、本当にほとんどチャンスを作らせていなかったので残念だ。我々は負けないために十分なパフォーマンスを見せていたはずだが、相手のように少ないチャンスをしっかりゴールにつなげなければならなかった」
「偉大なチームが相手で拮抗した難しい試合であったにもかかわらず、試合はコントロールできていた。だが何枚もイエローカードをもらったことで困難に陥ってしまった。それに加えて選手たちには疲労があり、ベンチの選択肢もあまりなかった」
「(リック)カルスドルプについては、急遽先発することになったが、見ての通り足が90分間持たなかった。(ロレンツォ)ペッレグリーニも屈筋の張りを訴えるなど、残念ながら多くのケガ人を抱えていることが影響した。だが選手たちには満足している」
「相手に対応するのではなく、もっと積極的な試合運びをするべき? そのためには現時点でこのチームにはない別のクオリティが求められる上、ゴール前においてもっと決定力が必要だ。違いは個人が作り出すものではあるが、出場時間が蓄積していく選手たちの頑張りを見るとつらいものがある」
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さらにモウリーニョは、試合を裁いたマッシミリアーノ・イッラーティ主審に対する評価を求められると自身の見解を示したほか、ナポリのFWイルビング・ロサーノに対する不満を漏らした。
「イッラーティはバランスの取れた優秀な主審だが、今日の試合においては気に入らないところもあった。あと、すぐに転ぶあの選手は何という名前かね。そう、ロサーノだ。ナポリのことは称えよう。勝利にふさわしくなかったがね。そして負けにふさわしくなかったローマの選手たちのことも称えたい」
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