2022シーズンをもって現役を引退することを発表した横浜FCのMF中村俊輔。日本サッカー界にとって衝撃の走るニュースを番組内でも特集した。
これまでの数々の実績を過去の映像と共に紹介された。1997年に桐光学園高卒業後に、横浜マリノス(現:横浜F・マリノス)に加入すると、ルーキーイヤーから27試合5得点と活躍。プロ入り後4シーズン目の22歳でJリーグMVPに輝き、史上最年少記録を樹立し、名実ともに日本を代表する選手に成長を遂げる。2002年にはレッジーナ(イタリア)に移籍し、海外へと活躍の場を移すとセルティック在籍時の2006年にはUEFAチャンピオンズリーグ日本人初得点、2007年にはスコットランドリーグMVPを記録。国内外問わずに偉大な記録を残してきた。
日本代表でも2000年、2004年とアジアカップ連覇に導き、2006年ドイツ大会、2010年南アフリカ大会と2度のW杯出場。2010年に日本復帰後は、2013年に史上初2度目のJリーグMVPを獲得し、代名詞でもあるフリーキックでのJ1通算得点数は歴代最高の24本という未だ破られていない大記録を残し、長らく日本サッカー界を牽引してきた。
23日に迎えた現役ラストマッチのJ2第42節・ロアッソ熊本戦をハイライト映像とともに紹介。キャプテンマークを巻いて先発から60分までプレーすると、ピッチの去り際にはチームの垣根を越えてサッカー仲間たちと熱い抱擁をかわし、2万人を超えるサポーターからも惜しみない拍手が送られた。
試合は、怒涛の反撃を見せた横浜FCが試合終盤に2点差を逆転し、中村の現役ラストマッチに花を添える劇的な逆転勝利を飾っている。試合終了後には、中村俊輔の背番号25が印字されたTシャツを着たチームメイトがサポーターの前で胴上げ。「純粋に楽しかった。スタジアム全体が労いの言葉やそういう雰囲気を出してくれたので非常に感謝している」と26年間のプロ生活に終止符を打つ現役最後のゲームを振り返っている。
MCの矢部浩之氏は、2007年のFK対決の思い出を回帰。「僕はずっと自慢しているんですけど・・・」と切り出し、「GKは俊輔選手がやってくれたんですけど、(最初に)勝ってしまったんですよ。それで勘違いしてしまって…(笑)」と前置きした上で、「でも俊輔選手の方からもう一回やりましょうということで計4回やったんやけど、もちろん3回はボロ負け。あのFKを間近で見たらやっぱりすごいなと。左足で世界を驚かせたすごいシュートだなと思いました」と思い出を明かしている。
また日本代表で共闘してきた中村憲剛氏は、「よく皆さんは俊さんのことを天才と評するんですが、僕は努力の天才じゃないかな」と表現し、「(日本)代表の時もシュートやパス、FKも声がかかるまでずっとボールを蹴っているんですよ。本当にサッカー小僧なんですよ」と思い出を明かす。
続けて中村憲剛氏が「現役の時に対戦していて思うようにいかなかった選手が三人いる」と明かすと、ヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタ、ジュビロ磐田のMF遠藤保仁と共に名前を挙げたのが中村俊輔のことを「本当に嫌な選手。こっちが考えていることを全部ひっくり返すような、攻撃でも守備でもこっちの誘いに乗っていこない。『こうやりたいんでしょ』と見透かされた感じでいつもかわされていました」と対戦してきた印象を語り、「よく技術と頭は錆びないと言いますが、ここまで見事に当てはまるのは中村俊輔選手だけじゃないかな」とその凄さを絶賛している。
矢部氏が「もう時間ないよね…。感慨深くてね」とまだまだ語り尽くせない様子の二人から最後に「本当にお疲れ様でした」と26年間の現役生活に労いの言葉が送られている。
やべっちスタジアム
配信:DAZN 配信日:毎週日曜
出演:矢部浩之、黒木ひかり(敬称略)
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