まさに魂と魂がぶつかり合う一発勝負だ。
30日に開催される1回戦はJ2リーグ3位のファジアーノ岡山と6位のモンテディオ山形、4位のロアッソ熊本と5位の大分トリニータがそれぞれ対戦。舞台はリーグ戦の順位が上位のチームのホームスタジアムとなる。
90分で決着が付かなかった場合はリーグ戦上位のチームが勝ち上がるレギュレーションになっている。このルールだけを聞くと、“引き分けでもOK”の上位チームが圧倒的有利に感じるが、意外にもそうではないことは過去の勝負が証明済み。“勝たないとならない”と目的がはっきりしているチームが思い切りよく戦ってくる勢いに対し、“引き分けでもOK”のレギュレーションが邪魔をして、消極的な戦いに終始し、敗れてきた上位チームは多々ある。最後のまで最後まで何が起こるか分からないのが、このJ1参入プレーオフの恐ろしさであり、醍醐味である。
それぞれのチームがリーグ戦ですでに2度ずつ対戦しており、手の内もスタイルも選手個々の特徴も分かり合った上で戦うことも重要な要素。リーグ戦での結果のとおり相性のよさが反映される場合もあれば、その逆も然り。“一発勝負”という要素も十分に戦いを盛り上げてくれる。
30日の1回戦を皮切りに翌週の11月6日に2回戦を戦い、J1・16位のチームに挑むチームが決まる。直近2年間はコロナウイルスのため開催されなかったが、その前の過去2大会は、2018年には東京ヴェルディが、2019年には徳島ヴォルティスが、参入決定戦でJ1チームの壁に阻まれている。今年こそ、J2チームが“3度目の正直”を果たすか。すべては11月13日に決まる。
■J1参入プレーオフ日程
1回戦:10月30日(日)
ファジアーノ岡山(3位)vsモンテディオ山形(6位) シティライトスタジアム
今季の対戦成績:岡山の2勝(J2第8節・岡山2-0山形/第35節・岡山2-1山形)
ロアッソ熊本(4位)vs大分トリニータ(5位)えがお健康スタジアム
今季の対戦成績:1勝1敗(J2第16節・熊本2-1大分/第23節・熊本1-2大分)
2回戦:11月6日(日)
1回戦の勝者vs1回戦の勝者
(スタジアムはリーグ戦で上位だったほうのホームスタジアムで開催)
決定戦:11月13日(日)
J1・16位のクラブvs2回戦の勝者
(スタジアムはJ1・16位のチームホームスタジアム)
■勝敗の決定
試合は90分で延長戦、PK戦はなし。90分で勝敗が付いていない場合、1回戦、2回戦はJ2リーグで順位が上位だったほうが勝ち抜け、決定戦ではJ1チームの残留となる。
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