今シーズンはスタートダッシュに失敗し、1カ月にわたって勝利から見放されるなど、厳しい戦いが続くユヴェントス。ミランとのビッグマッチやUCLで格下のマッカビ・ハイファに敗れた後、アンドレア・アニェッリ会長からは「恥」との厳しい言葉も向けられた。
そんな中、緊急合宿を行い、チームの団結を図ったアッレグリ。すると老貴婦人は直後のトリノダービーを制し、日本時間21日のエンポリ戦では4-0の圧勝と、ようやく輝きを取り戻したかに見えた。だが中3日で臨んだUCLのベンフィカ戦では、エースのFWドゥシャン・ヴラホヴィッチが筋肉系のトラブルで途中交代する悲運にも見舞われた末、敵地で3-4と再び敗北。9シーズンぶりにグループステージ敗退が決定する屈辱を味わった。
だがアッレグリは強気の姿勢を示し、日本時間30日に控えるセリエA第12節のレッチェ戦を見据えた。
「これは失敗ではない。こうした夜もあるだろうし、負ける時もある。敗退にはがっかりしているし、腹が立つが、今日の試合ではなく、過去の結果が原因だ。だが再びリーグ戦に集中していくチャンスであり、成長のステップを踏んでいかなければならない」
「敵地でのレッチェ戦まで3日間あるが、現状を嘆くのではなく、気力を取り戻していかなければならない。このチームの選手たちは素晴らしく、1ミリたりとも妥協することはないはずだ。カルチョは敗北を重ねた時が試練となることがある」
「今シーズンの序盤は、予想していたよりも困難なものとなってしまったが、これからの20日間で良いパフォーマンスを見せていくことはできる。それに中断明けには離脱中の選手のほとんどが復帰できるはずだ」
(C)Getty images
19歳の逸材ミレッティはプレーすべき
そんなユヴェントスについて、元指揮官のファビオ・カペッロ氏が『Sky Sport』の番組内で分析。今後のリーグ戦を戦う上で、19歳のMFファビオ・ミレッティやFWサミュエル・イリングら若い力を評価していくべきとの見解を示した。
「ユーヴェは常に低調なリズムでプレーしている。勝った時は、自陣の選手たちのクオリティが相手よりも上回っていた時だけ。チームのレベルが同等もしくは相手よりも劣る場合に負けている。こうしたところは変えなければならない」
「またユヴェントスにおいて、縦への攻撃を仕掛けることができる数少ない選手である(ファビオ)ミレッティは、プレーするべきなんだ。(サミュエル)イリングもドリブルや高いクオリティを持っていることを示した。ユーヴェは今後、リーグ戦で遅れを取り戻していくことを考えていかなければならないが、チーム内には将来を託せるかもしれない準備のできた選手たちがいる」
放送・配信予定
- レッチェ vs ユヴェントス
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年10月30日(日)日本時間1:00
- 実況:加藤暁
- 会場:スタディオ・コムナーレ・ヴィア・デル・マーレ
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