かつて2004年2月から約10年間にわたってインテルに所属し、ジョゼ・モウリーニョ指揮下でトリプレーテ(国内リーグ戦&カップ戦およびUEFAチャンピオンズリーグの3冠)を達成するなど、ネラッズーリの黄金期の中盤を支えたスタンコヴィッチ。2013年夏の退団から9年の年月が経過し、日本時間30日のセリエA第12節においてサンプドリア指揮官としてジュゼッペ・メアッツァに戻ってくる。
「私の過去をかき消すことは不可能であり、かき消してはならない。私の人生で最高の10年間であり、勝利の10年間だった。今回は対戦相手として戻ることになるが、満員のメアッツァで試合することは、喜びに他ならない。だがインテルのファンは、私が忠実であることを知っているはず。明日も私のチームであるサンプドリアに忠誠を示し、最善を尽くしたい。極めてタフな試合になることが予想される」
Getty
スタンコヴィッチは今月6日、解任されたマルコ・ジャンパオロの後任としてサンプドリアの指揮官に就任。公式戦3戦目となるコッパ・イタリア2回戦でPK戦の末、アスコリを下して初勝利を収めると、前節のクレモネーゼ戦を1-0と制し、今シーズンのセリエAで未勝利のチームに初白星をもたらした。
「選手たちはクレモーナでよくやってくれた。あの試合における姿勢と勝利への意欲を思い出したい。チームはメンタル、フィジカル、技術などあらゆる面において日増しに良くなっている。我々のスローガンは、“謙虚にハードに取り組む”だ。インテル戦では、リラックスした気持ちで最高の試合を演じられるよう、モチベーションと自信を最大限に高めて臨まなければならない」
対するシモーネ・インザーギ率いるインテルは、ミッドウィークに行われたUCLのプルゼニ戦で4-0と完勝し、バイエルン・ミュンヘンも同居する死の組でバルセロナを退け、ベスト16進出を決めるなど勢いに乗る。
「相手は成績不振の時期を乗り越え、自信に満ちている。そして偉大な指揮官もいる。インザーギは素晴らしい仕事を見せており、結果に表れている。インテルは技術だけでなく、フィジカルも強いが、我々は組織力を武器に耐え忍び、あきらめてはならない。完璧が求められるだろう」
放送・配信予定
- インテル vs サンプドリア
- 配信:DAZN
- キックオフ:2022年10月30日(日)日本時間3:45
- 実況:八塚浩
- 会場:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ
関連記事
● ルカク&ポグバの “温め直したスープ”の味はいかに?古巣復帰で過去の栄光を汚すリスクも目と鼻の先
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。