ユヴェントスを下したインテルが8度の優勝を果たした昨シーズンのコッパ・イタリア。日本時間10月19日から21日にかけてはラウンド32が開催される。
今大会は、セリエAの20チームとセリエBの20チーム、セリエCの4チームが参加。昨季セリエAで9位以下の12チームが戦った1回戦では、ウディネーゼやトリノ、ボローニャなどが順当に勝利したものの、波乱も。2部クラブのチッタデッラ、SPAL、バーリ、パルマ、モデナが1部クラブのレッチェ、エンポリ、エラス・ヴェローナ、サレルニターナ、サッスオーロをそれぞれ下して、次ラウンド進出を果たした。
ラウンド32の最注目カードは、唯一1部同士の対戦となったウディネーゼ対モンツァだろう。アンドレア・ソッティル監督率いるウディネーゼは今季のセリエAで躍進。ここまでインテルやローマに勝利するなど6勝3分け1敗という好成績で、首位のナポリから5ポイント差の6位につけている。
開幕節ミラン戦の黒星以降で9試合負けなしと好調のチームは、ショートパスをつなぎながら前進気勢を押し出し、アグレッシブかつインテンシティの高いフットボールを展開。ロベルト・ペレイラとジェラール・デウロフェウを中心とした縦に速いカウンターアタックを軸にセリエAのサプライズとなっている。今回の試合はセリエAの合間の試合ともあって一部主力を休ませる可能性もあるが、指揮官としては公式戦負けなしを継続させたい思いも強いだろう。
そのほか、ジェノア対SPAL、パルマ対バーリの2試合は2部同士の対戦に。SPALは今月11日に元イタリア代表MFダニエル・デ・ロッシが指揮官に就任し、初陣を0-0で終えた後の2戦目になる。また、パルマは今季のセリエBで現在、首位のテルナーナから3ポイント差の6位に位置。守護神のレジェンドGKジャンルイジ・ブッフォンは負傷中だが、ラウンド16に組まれているインテルとのビッグマッチに臨む権利を得ることができるか。
コッパ・イタリア ラウンド32
10月19日（水）
- ジェノアvs SPAL（1:00～）
- トリノvsチッタデッラ（4:00～）
- スペツィアvsブレッシャ（22:00～）
10月20日（木）
- パルマvsバーリ（1:00～）
- ウディネーゼvsモンツァ（4:00～）
- クレモネーゼvsモデナ（22:00～）
10月21日（金）
- サンプドリアvsアスコリ（1:00～）
- ボローニャvsカリアリ（4:00～）
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