今シーズンは序盤戦に苦しんだものの、トリノダービー直前の緊急合宿を経て3連勝を飾るなど復調を見せていたユヴェントス。日本時間7日、本拠地アリアンツスタジアムにおいて、6位インテルとのイタリアダービー(デルビー・ディタリア)を迎えると、堅い守備を活かしてシモーネ・インザーギのチームの攻撃陣を沈黙させ、2-0と勝利を収めた。
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合計25ポイントを獲得し、インテルやローマダービーに敗れたローマと入れ替わって5位へと浮上したユーヴェ。指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリは試合終了後、喜びを語った。
「5試合ぶりに再びインテルを倒し、直接対決で重要な勝利を収めることができた。今日は前半、ややラッキーな部分もあったが、積極的なユヴェントスの姿を見ることができたのは素晴らしかった。不注意からラウタロ(マルティネス)にチャンスを許した以外は、ほとんどリスクを冒すことなく、上手く勝てたように思う」
「今日のような姿勢で試合に臨めば、失点しづらくなる。チャンピオンズリーグ(UCL)では敗退してしまったが、今日は偉大なチームを相手に勝利を収め、満足できる結果を残せた。だがまだリーグ戦は長い。明日からはすべてをリセットして残り2試合で最高のパフォーマンスを見せていきたい」
まだ遠いスクデットへの道
セリエA第13節を終えて、UCL出場圏内のラツィオやアタランタとはわずか2ポイント差、2位ミランとは4ポイント差に迫ったユヴェントス。だが首位を快走するナポリとは、依然として10ポイントの開きがある。
「首位に立つチームのことではなく、目の前のチームに追いつくことを考えるべきだ。4位までは2ポイント差となっている。いずれにせよ、目標は全力を尽くすことだ。今日の勝利により、『すべて解決した』と考えるようなミスは犯してはならない。これからも努力を続け、成長していかなければならない。しかしナポリは偉業を見せているね。とはいえ、(ワールドカップによる)長い中断期間を終えた後は、新たなリーグ戦が始まる」
52分にユヴェントスの先制点をマークし、チームの勝利を呼び込んだ27歳MFアドリアン・ラビオは、今夏にプレミアリーグへ移籍する可能性もあった。アッレグリは当時を振り返りつつ、フランス人MFに対する信頼を強調した。
「移籍するかもしれないという時、ラビオには『君のことはリスペクトしている。重要な成長の可能性を秘めた偉大な選手だと思っている』と伝えていた。今日はチームのために献身的にプレーし、最高のパフォーマンスを見せてくれた」
開幕直後は、4バックを採用していたユヴェントス。だが3バックへの移行後、安定した成績を収めており、セリエA13試合を終えて失点はリーグ内最少の「7」とセリエA最強の守備を誇る。
「もちろんシステムを変更したことで、より自信が生まれたようにも思う。現在は選手たちが一丸となって走り、プレーし、試合の状況を理解できるチームにもなった。苦しい時間帯も含めて95分間集中できるようになり、重要な一歩だ。だがチームスピリットを取り戻せたことも、チームの成長において大切だったと言える」
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