破竹の勢いでセリエAを独走する無敗のナポリ。アタランタとの上位対決を制して波に乗るルチアーノ・スパレッティのチームは、日本時間9日、スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナにエンポリを迎えた。決定打を欠き、前半をスコアレスで折り返したナポリだが、69分に途中出場したFWイルビング・ロサーノがPKを沈めると、終盤にMFピオトル・ジエリンスキが追加点を挙げて2-0と勝利を収めた。
エンポリ戦でリーグ戦10連勝を記録したナポリの指揮官は、チームのパフォーマンスを分析した。
「中2日で試合を準備する時間もなく、選手を4、5人入れ替えなければ、90分間戦う力はない。そこでターンオーバーが重要になる。今日は途中出場した選手が決定的な役割を果たし、そこから試合が変わった。これがすべての解決策になるはずだ。選手たちは、レギュラーかそうでないかを気にするかもしれないが、22人のクオリティの総合力は、11人の総合力を上回ることを思い出すべきだ」
14試合を終えて38ポイントを獲得したナポリ。2位ミランがクレモネーゼと引き分けたことで、2位以下とは8ポイント以上の差に広がった。スパレッティは、1989-90シーズンを最後に遠ざかる悲願のスクデットを懸けた争いについて見解を示した。
「ライバルは昨シーズンよりも多く、これからも注意を払っていくべきだろう。ウディネーゼも少し前までスクデット争いに加わっていた上、出遅れたビッグクラブも挽回できる力を持っている。道のりはまだまだ長く、極めて多くの罠が潜んでいるはずだ。ストイックに献身的に取り組んでいくべきだ。3ポイントの価値は、対戦相手によって変わるものではない。自分たちの夢や目標へたどり着くために重要なものだ」
「今年こそナポリの年に? 私はジンクスなどまったく気にしていない。だが、我々が頂点に至るまでおだてておいて、その後の転落を期待している者を見抜くべきだ。いずれにせよ、我々はこうした準備もできている。それがナポリの街のメンタリティでもあるからね」
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