韓国メディア『NATE』は29日、FIFAワールドカップ（W杯）カタール2022における韓国代表と日本代表は「似た歩みを見せている」と伝えた。
韓国代表は、28日に行われたW杯グループH第2節・ガーナ代表戦に2－3で敗戦。グループステージ2試合を終えて1分1敗の勝ち点1と、決勝トーナメント進出が厳しい状況に追い込まれている。
『NATE』は「アジアサッカーの二大山脈である韓国と日本が、W杯で似た歩みを見せている」と主張。両チームには“共通点”があるとした。
「韓国は、ガーナとの試合を2－3で落とした。当初、多くのファンが韓国の勝利を予想したが、前半だけで2失点を許すなど、意外な苦戦を繰り広げた末の敗北だった。初戦のウルグアイ戦で劣勢という評価を覆して0－0で引き分け、貴重な勝ち点1を獲得したことを考えれば、尚更残念な結果だ」
「永遠のライバルである日本も、同様の歩みを見せている。彼らは23日の初戦でドイツに2－1と逆転勝利を収めた。奇跡の主人公となった日本は、比較的戦いやすいと評価されていたコスタリカとの第2節で決勝トーナメント進出を確定するという覚悟を固めた。しかし、日本は数多くの決定機を作ったがゴールできず、むしろ後半終盤の失点によって0－1で敗れた」
「初戦の苦戦は免れないだろうという大方の予想を覆し、ウルグアイとドイツを相手に勝ち点を取った韓国と日本は、勝ち点3獲得の絶好機だった次節でそれぞれガーナとコスタリカに敗れた」
また、同メディアは、韓国代表と日本代表が最終節に強敵を迎え撃つというシチュエーションも酷似していると報じた。
「ここまで同様の歩みを見せている両チームは、最終節で決勝トーナメント進出を懸けて最後の死闘を繰り広げる。韓国はポルトガルを、日本はスペインを相手にする。最終節の相手が強敵だという共通点もあるなかで、両チームがどのような結果を残すのか注目される」
日本代表は12月2日の4:00に、韓国代表は12月3日の0:00にそれぞれグループステージ最終節へと臨む。果たして、日本代表と韓国代表は、スペイン代表とポルトガル代表という強敵を破ることができるだろうか。