【動画】【週末J1まとめ】苦しみながらも勝利した横浜FMが3年ぶりのリーグ制覇。残留争いは逆転負けを喫した清水がJ2に降格 ｜ Jリーグ

長きに渡って戦い続けてきたリーグ戦も最終節。最後までもつれた優勝争い、残留争いは壮絶な戦いが待っていた。

優勝争いは最後まで互いの意地が見える展開となった。

優勝には勝って横浜FMの結果を待つ必要があった川崎フロンターレは、敵地でFC東京との多摩川クラシコに挑んだ。激闘となった一戦は、川崎Fのゴールで幕が上がる。19分、中央でボールを持ったMF脇坂泰斗が華麗なミドルシュートを沈め、アウェイチームが先手を奪った。

だが、29分にFWアダイウトンの突破を阻んだGKチョン・ソンリョンが一発退場。川崎Fは早い時間帯に10人での戦いを強いられることになった。こうなると試合は徐々に打ち合いの様相に。後半は互いに得点を奪い合って2-2で75分を迎えていた。

このまま行くと、試合が終わった時点で優勝がなくなってしまう状況だった川崎F。それでも75分にクロスボールが相手のオウンゴールを誘い、大きな勝ち越し点を奪取。終盤は執念の守備を見せた川崎Fがそのまま逃げ切り。ダービーを3-2で勝利し、横浜FMの結果を待つことになった。

引き分け以上でほぼ優勝が決まる首位の横浜F・マリノスは、敵地でヴィッセル神戸と対戦。序盤こそ主導権を握られたものの、26分にMF水沼宏太のクロスから最後はファーサイドで待ったFWエウベルがGKの立ち位置を見てヘディングシュート。これがゴールに決まり、先手を奪うことに成功した。だが、これで一気に流れは横浜FMへとならず。前半のアディショナルタイムにFW武藤嘉紀が素晴らしいヘディングシュートを沈め、同点で前半を折り返した。

拮抗した展開が続く後半、優勝へ強い意志を示す横浜FMが追加点を奪う。53分、左サイドのFKのこぼれ球をFW西村拓真が決めて勝ち越し。これで完全に流れを掴み、73分にも途中出場のFW仲川輝人が決めて一気に試合の大勢を決めた。そのまま3-1で勝利した横浜FMの優勝が決定。川崎Fは惜しくも2位となった。

残留争いは後半のアディショナルタイムまでわからない戦いだった。

勝点1を手にすれば、ほぼ残留が見えてくる湘南ベルマーレとアビスパ福岡は、前者が勝利、後者は引き分けで残留が決定。16位のガンバ大阪も鹿島アントラーズとの難しい試合を引き分けで終え、なんとか残留を確定させた。

一方で、悔しい結果となってしまったのは京都サンガF.C.と清水エスパルスだ。京都は残留の決まっていたジュビロ磐田を最後まで崩せずスコアレスドロー。他会場の結果もあり、J1参入プレーオフに回る16位が確定した。

そして、J2降格となってしまったのが清水。敵地での札幌戦は互いにゴールを奪い合うシーソーゲームに。一時は3-2と逆転した清水だったが、ゲーム終盤に追いつかれると、後半のアディショナルタイムに逆転弾を被弾。それが決勝点となってしまい、敗れた清水の17位が決定し、降格が決まっている。

■J1リーグ第34節結果

札幌 4-3 清水
鹿島 0-0 G大阪
浦和 1-1 福岡
柏 1-2 湘南
FC東京 2-3 川崎F
磐田 0-0 京都
C大阪 0-1 名古屋
神戸 1-3 横浜FM
鳥栖 2-2 広島

J1 順位表

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