鹿島アントラーズは8日、DF昌子源がガンバ大阪より完全移籍で加入することをクラブ公式サイトで発表した。
現在29歳の昌子は米子北高校卒業後、2011年にMF柴崎岳やMF土居聖真らと共に鹿島へ入団。2016年には、開催国代表として臨んだFIFAクラブワールドカップで守備陣をまとめ上げ、世界2位に輝いたチームを牽引した。2年後には、FIFAワールドカップ(W杯)ロシア2018に臨む日本代表のメンバーに選出され、Jリーグ勢唯一のレギュラーとして活躍。大会終了後の2018年12月には、リーグ・アンのトゥールーズへと完全移籍し、初の海外挑戦の道を選んだ。
2020年2月、G大阪へと完全移籍で加入して日本復帰を果たした昌子は、2022シーズンまで同クラブに在籍。今回、古巣である鹿島へと5年ぶりに帰還することが決まった。
G大阪のクラブ公式サイトには、次のように昌子のコメントが掲載されている。
「3年間ありがとうございました。1年目は怪我のリハビリから始まり、2、3年目は残留争いに巻き込まれる難しいシーズンが続きました。ですが、どんな時も自分の100%で取り組み、常にガンバの勝利のためだけに全力を注いだことに嘘はありません。ファン・サポーターの皆さんと一緒に戦えたのも僕の財産であり、誇りです。コロナ禍で皆さんと触れ合える機会はほとんどなかったですが、共にガンバのために戦う仲間である皆さんのことをいつも心強く感じていました。試合が終わってスタジアム場内を一周する時に、決まって皆さんに出来るだけ近い場所を歩いたのは、その感謝を伝えるためでした。今シーズンは苦しい戦いが多く、たくさんの勝利を共に喜び合う機会は少なかったですが、皆さんの『声』のもとで手にした、ホーム最終戦・ジュビロ磐田戦での勝利も、リーグ最終戦・鹿島アントラーズ戦での歓喜も最高に嬉しかったです。次は、対戦相手としてこのスタジアムに戻ってきます。ガンバの前に、皆さんの前に立ちはだかります。3年間ともに戦った選手、コーチングスタッフ、クラブスタッフをはじめ、ファン・サポーターの皆さんに心から感謝しています。ありがとうございました」
また、鹿島のクラブ公式サイトには「ただいま!」と昌子のコメントが掲載されている。
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