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ダークホース・モロッコの勢いが止まらない。グループFを首位で勝ち上がると、ラウンド16では優勝候補のスペインをPK戦の末退けた。準々決勝ではポルトガルと対戦。ここでも武器である堅い守備を見せつけ、1-0で勝利。アフリカ勢初のベスト4に進出した。
W杯でアフリカ勢初となるベスト4に進んだモロッコについて、解説の林陵平氏が解説。躍進の要因に、攻守の「トランジション」を挙げた。
今大会のモロッコは、4-1-4-1で自陣でブロックを組む。このサッカーを機能させるためには、攻撃から守備、守備から攻撃のトランジション(切り替え)が重要と林氏。ボールロスト後の守備の速さのみならず、攻撃面を含め攻守4局面で自分たちからサッカーができていると分析している。
ポルトガル戦でもこの特徴はいかんなく発揮され、アフリカ勢初のW杯ベスト4につなげた。ベン・メイブリー氏もモロッコは攻守においてデザインされており、オートマチック化されていると解説。ヴァヒド・ハリルホジッチ監督退任後、8月からの短期間でチームを作り上げたワリド・レグラギ監督の手腕も称賛した。
さらにチームの完成度だけでなく、個人の質の高さもモロッコ躍進の要因だ。林氏は中でも中盤のソフィアン・アムラバトを取り上げ、「今大会で株を上げた」と語っている。