川崎フロンターレは19日、DF谷口彰悟が海外クラブへの移籍を前提とした手続き移行のため退団することを発表した。
谷口は、2014年に筑波大から川崎Fに加入し、プロキャリアをスタート。ルーキーイヤーから9シーズン連続で、J1で30試合以上の出場を続け、2017年にはチーム唯一のフル出場でクラブ初となるJ1リーグ優勝に貢献。2020シーズンからは3シーズン連続でキャプテンも務めた。
また今年は、カタールW杯の日本代表に選出されると、予選突破の懸かった第3戦目のスペイン戦ではスタメンに抜擢。スペインの新星・ガビを見事に抑え、強豪・スペイン撃破に貢献した。
クラブ公式サイトでは以下のようにコメントしている。
「このたび、川崎フロンターレを退団することになりました。たくさん悩み、今回の決断になりました。フロンターレに加入し、たくさんの喜怒哀楽をサポーターの皆さん、フロンターレに関わる全ての皆さんと共有してきました。この体験、経験は私にとって何事にも変えることのできない素晴らしいものとなりました。
強いフロンターレをみんなで作りあげていくこと、ワールドカップでプレーすることは達成できました。しかし、まだまだサッカー選手として、成長できる可能性はあると感じました。これからもフロンターレで自分自身とチームのレベルアップをしていく選択肢もありましたが、海外の全く違ったサッカー環境に身を置き、サッカー選手として成長したいという想いでチャレンジする決断をさせていただきました。
今シーズン、タイトルが一つも取れず、非常に悔しい思いをサポーターのみなさんにさせてしまい、またキャプテンという責任ある立場での決断は非常に申し訳ないと考えています。しかし、残りの自分のサッカー人生の中で、チャレンジをしなかったことの後悔はしたくないと考えました。
私は新しいチャレンジに進みますが、私の中ではフロンターレへの思いは変わりません。日々成長するフロンターレを願っていますし、タイトルの獲得を願っています。私自身もフロンターレと共に成長していく姿を、応援していただいた皆さんに見せていけるように努力していきたいと思います。これからもよろしくお願いします」
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