FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022は決勝と3位決定戦を残すばかりとなった。そんな中、ステファノ・ボルギ記者ら『ダゾーン・イタリア』の解説陣が、W杯特番「Night Cup」に出演し、日本時間19日の決勝戦に挑むアルゼンチンやフランスなどを分析した。
ボルギ記者は、リオネル・メッシがけん引するアルゼンチンとキリアン・エムバペらを擁するフランスの一戦について、「銀河系クラスの試合」と表現。トンマーゾ・トゥルチ記者も「熱狂に沸き、濃縮した一戦になるだろう」と予想し、世界最高レベルの戦いに期待を寄せた。ボルギ記者は続ける。
「最も素晴らしい一戦であり、本当に計り知れないほどに魅力的な試合だ。2連覇を目指す現行王者フランスと、25年以上の長きにわたってもがき続けてきたアルゼンチンと、2つの世界が激突する。さらには、メッシからエムバペへと正式に王者交代が実現するのか。それともメッシが永遠の玉座を手にするのかにも注目したい」
「また2人の他にも、多くの主役がいる上、異なる2つのスタイルが正面衝突する一戦になる。欠場者がいても、常にチームとして乗り越えてきたフランス。対するアルゼンチンは、変化をつけるたびに、力を増していった。戦術面やデュエルにおいても非常に素晴らしい対決になるだろう」
続いてボルギ記者は、アルゼンチンの休養日が1日多い点に注目。自身の見解を示した。
「通常なら1日の違いはかなり大きい。それにアルゼンチンとフランスのそれぞれの準決勝の中身においても、かなりの違いが出るはずだ。通常なら影響があるはずだが、今回はW杯の決勝だからね。ただ、激しく、荒っぽい試合になり、長時間になることも予想される。メンタル面も重要だが、体力面も影響するはずだ」
最後にボルギ記者は、日本時間18日に行われる3位決定戦クロアチア対モロッコのスコアを予想。「90分間では1-1で決着がつかず、クロアチアがPK戦の末に勝利を収める」と語った。一方、トゥルチ記者ら『ダゾーン・イタリア』の編集部は、2-1でクロアチアの勝利を予測した。
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