セリエA開幕戦から無敗で首位を走るナポリは、FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022開催による中断明けとなる5日、敵地スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァにおいて、5位インテルとのビッグマッチに挑む。
セリエA15試合を終え、41ポイントを獲得して2位以下を8ポイント差で突き放すナポリ。指揮官のルチアーノ・スパレッティは、2023年の初戦を前に意欲を示しつつ、警戒を強めた。
「中断期間には、望んでいた通りのトレーニングができ、選手たちの反応も良かった。頭の中は中断した時と変わっておらず、我々にとってはリスタートなどではない。これまでも1年半にわたって素晴らしい旅をしてきたが、途中の停車駅はなかった。我々が立ち止まるとしたら、それは結果が分かった時だろう」
「無敗の首位のチームであるから強いのではなく、ピッチにおけるパフォーマンスを通して自分たちの強さを意識している。だが相手は偉大なチームだ。試合においては、自分たちがどんなプレーを見せられるかにかかっている。我々に『できない』という恐れはない。多くの人々に愛されている自分たちのカルチョを見せに行くつもりだ」
「インテルはトップレベルのチームであり、バランスを上手く保って試合の主導権を握らなければならない。これはチームの挑戦ではなく、ナポリの街全体にとっての偉大な挑戦だ。偉大な挑戦を経なければ、偉大になることはできない。疑念などあらゆるしがらみにとらわれることなく、自由にプレーしなければならない」
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最大限のプレッシャーを歓迎
またスパレッティは、今シーズンの序盤戦をけん引し、セリエAの新星となったジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアについても言及。良い仕上がりを見せていることを明かした。
「クヴァラツヘリアは、予測不可能な選手だ。試合の重要な局面において、チームメートや戦術の助けを借りることなく、何もない所から決定力を示すことができる。彼と(スタニスラフ)ロボトカは練習試合でも素晴らしいパフォーマンスを見せている」
ディエゴ・マラドーナ氏を擁した1989-90シーズンを最後にスクデットから遠ざかるナポリ。スパレッティは、タイトル獲得へのこだわりを否定する一方、悲願達成を夢見るナポリっ子たちへの思いは強い。高まりつつあるプレッシャーも歓迎している。
「絶えずスクデットについて聞かれるが、それは君たち(記者たち)のこだわりだ。一方の私は、この街が喜びに狂気乱舞する様子を見たいという点にこだわっている。私は常に最大限のプレッシャーの中にいるのが好きだ。それが私にとって幸せなんだ。我々の仕事は、刺激的で楽しいフェーズに入った。他のチームとともに、リーグ戦の戦いを繰り広げていきたい」
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放送・配信予定
- インテル vs ナポリ
- 配信:DAZN
- キックオフ:2023年1月5日(木)日本時間4:45
- 実況:北川義隆
- 会場:スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ
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