前半戦を終え、後半戦へと入っていくJ1リーグ。その初戦となる第18節は、9試合中1-0と1-1で6試合を占めるロースコアの多い週末となった。
そういった状況もあり、今週は複数得点を奪ったチームにスポットライトが当たった。
首位の横浜F・マリノスは、ホームで柏レイソルと対戦。怪我人を含めて選手のやり繰りに苦労する中で、今節はAFC U-23アジアカップ帰りのMF藤田譲瑠チマとMF岩田智輝をダブルボランチに据え、攻撃陣にはFW西村拓真やMF水沼宏太を先発起用した。試合は立ち上がりこそ難しい時間があったが、西村のシュートが相手に当たりながらゴールに吸い込まれ17分に先制点を奪うと、そこからは横浜FMの破壊力ある攻撃で相手を翻弄。結果4得点を奪って勝利し、引き分けた鹿島アントラーズ、川崎フロンターレとの差を広げることに成功した。
逆に鹿島、川崎Fとの差を縮めたのは、アビスパ福岡を相手に3得点を奪って勝利したサンフレッチェ広島だ。3連勝中と好調のチームは、前半に一度は追いつかれたが、後半に2つのゴールを奪って勝利。攻撃陣を牽引するMF満田誠やFWドウグラス・ヴィエイラの得点力が勝利につながった形で、チームとしても大きな勝点3となった。ミッドウィークには延期分のガンバ大阪戦が待っており、これに勝利すれば同勝点で並ぶ2位・鹿島と3位・川崎Fとの差が「1」となる。
もう一つのビッグスコアゲームとなったのは、サガン鳥栖とFC東京の試合だ。この試合は今夏の移籍が決まっているFC東京のDF小川諒也の国内最終戦として注目されたが、試合は鳥栖ペースで推移。前半にMF岩崎悠人の素晴らしいゴールで先制すると、後半はFC東京の守備を破壊して4つのゴールを奪取。前後半合わせて5-0の勝利で鳥栖は6位に浮上し、FC東京は小川に勝利を届けられず8位に順位を落としている。
また、下位では湘南ベルマーレが2連勝で15位に浮上。残留争いも12位の京都サンガF.C.から17位の清水エスパルスまで勝点差「3」と熾烈になってきている。
■J1リーグ第18節結果
横浜FM 4-0 柏
福岡 1-3 広島
川崎F 1-1 磐田
札幌 1-0 G大阪
名古屋 1-1 鹿島
C大阪 1-1 清水
神戸 0-1 浦和
京都 0-1 湘南
鳥栖 5-0 FC東京
J1 順位表
※第18節終了時点
順位 | 点 | 勝 | 分 | 敗 | 差 |
---|---|---|---|---|---|
1 横浜F・マリノス | 37 | 11 | 4 | 3 | 18 |
2 鹿島アントラーズ | 34 | 10 | 4 | 4 | 7 |
3 川崎フロンターレ | 34 | 10 | 4 | 4 | 6 |
4 サンフレッチェ広島 | 30 | 8 | 6 | 3 | 9 |
5 柏レイソル | 30 | 9 | 3 | 6 | 6 |
6 サガン鳥栖 | 27 | 6 | 9 | 3 | 8 |
7 セレッソ大阪 | 27 | 7 | 6 | 5 | 6 |
8 FC東京 | 25 | 7 | 4 | 7 | -3 |
9 北海道コンサドーレ札幌 | 23 | 5 | 8 | 5 | -13 |
10 浦和レッズ | 21 | 4 | 9 | 5 | 3 |
11 名古屋グランパス | 21 | 5 | 6 | 7 | -5 |
12 京都サンガF.C. | 20 | 5 | 5 | 8 | -4 |
13 アビスパ福岡 | 19 | 4 | 7 | 7 | -3 |
14 ジュビロ磐田 | 19 | 4 | 7 | 7 | -5 |
15 湘南ベルマーレ | 19 | 5 | 4 | 9 | -7 |
16 ガンバ大阪 | 17 | 4 | 5 | 8 | -5 |
17 清水エスパルス | 17 | 3 | 8 | 7 | -7 |
18 ヴィッセル神戸 | 11 | 2 | 5 | 11 | -11 |
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