愛知の中京大中京高からプレミアリーグの名門アーセナルの門をたたき、19歳で代表デビューを飾った男が、10年の時を経て久々の代表選出を果たした。
この10年の間、「膝の前十字靱帯(じんたい)を3回目損傷した時に、手術したら引退をしないといけないかもと言われた」と厳しい状況に追い込まれたこともある。それでも「このままキャリアが終わってしまうかもという時があって、プロ選手で居られることは当たり前ではないと。出られない時期も、サッカー選手としてやれていることを幸せに感じていた」と新たなマインドに変わり、今季は横浜F・マリノスで素晴らしいパフォーマンスを見せている。
今回の代表復帰には多くの人から声をかけてもらったと明かしつつ、「吉田麻也選手は、10代からお世話になっている先輩。けがの時からアドバイスをくれたり、代表の話も聞かせてもらって。『選ばれたことに満足せずに、もっとここから自分を出して頑張ってほしい』と言ってくださった」と感謝の思いを口にしている。
久々の代表の舞台で試合に臨む宮市は「あまり個人的にというよりはチームとしてこの大会を勝ち取りにいく。その中のピースにすぎない。代表のために戦いたい。自分なりに苦しい経験をしてきたが、苦しいところから這い上がってきた姿を見せたいし、今回怪我で悔しい思いをしている選手の思いも背負ってプレーしていきたい」と語り、目の前の試合に向けて気持ちを高めている。
「チームのために何ができるかが何より大事なこと。自分のためではなくチームのために何ができるか。E-1を勝ち取るために自分のできることをしていきたい」と語った宮市。明日、開幕するE-1選手権でどんなパフォーマンスを見せるか注目したい。
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