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勝てば今大会の優勝が決まる日韓戦に向けて、人一倍、闘志を燃やしている男がいる。32歳で初の代表招集となった水沼宏太だ。
クラブと同じく背番号18を背負う水沼はライバルとの一戦に向けて「日韓戦だからといって何かを変えることはない。どんな状況でもどんな試合でも目の前の的を倒すことだけを考えてプレーする」と普段どおりを強調した。
その一方で、今回のチームが国内組だけの編成になっていることに触れ、「Jリーグの選手が集まってやっている意味では、日本のサッカーにとって大事な大会になっているし、Jリーグの選手たちが集まっているからこそのプライドを持って戦わないといけない」と意気込んだ。
奇しくも父・貴史氏が代表初得点を決めた相手は韓国だった。親子でのゴールに期待がかかる中、「息子として父をすごいと思うけど、自分は自分として戦っている。ただ、巡り合わせというか、自分も韓国戦で結果を残したい気持ちはある。攻撃の選手としてゴールを目指してプレーして、それでよい結果がついてくればいい」と話した水沼。「日の丸を背負って戦えていることに幸せを感じている」“オールドルーキー”が、その正確無比な右足でチームを勝利に導く。
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