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【コラム】悔しさをバネに結果残した相馬勇紀。素晴らしかったゴールに向かう姿勢 | サッカー日本代表 | EAFF E-1サッカー選手権

【コラム】悔しさをバネに結果残した相馬勇紀。素晴らしかったゴールに向かう姿勢 | サッカー日本代表 | EAFF E-1サッカー選手権(C)三浦彩乃
【日本代表・コラム】日本代表は24日、EAFF E-1サッカー選手権決勝大会第3戦で韓国代表相手に勝利し同大会を優勝。大会を通じて印象を特に残したのは相馬勇紀(名古屋グランパス)だ。
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大会MVPに加えて得点王。3得点2アシストの結果を残したのだから、相馬勇紀が『E1サッカー選手権』で最もアピールした選手であることは疑いようがない。ここまでの結果を残せた要因は何か。

それは今回の遠征が始まった瞬間から、人一倍ワールドカップを見据えてチャレンジャーとして戦っていたからである。

「最後に『この選手、必要だよね』と呼びたくなる選手がどういうプレイヤーかと考えれば、得点に絡める選手だと思うし、自分で点が取れる選手だと思う。(今回は短い期間で)完璧な崩しを練習できる時間もないし、一人ひとりの個の部分がどれだけ出せるかが優勝や勝利につながってくると思っています」

初戦の香港戦から目の色が違った。最初に直接FKを決めたシーンもそうだ。自分が得点を奪える選手だと表現しようとする想いがボールに乗った。多少、コースは甘かったかもしれないが、強気に狙ったからこそ決まったゴールだ。

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そういったプレーにも象徴されるように、大会を通して相馬のゴールに向かう姿勢は素晴らしかった。ボールを受けた際には、まずはゴール方向に向かって仕掛ける。それも何度も、何度も。もし前を封鎖されたとしても周囲に預けて、再びチャンスを作り出せるように動き直す。守備でも前線から果敢にプレッシングし、ハードワークを欠かさない。攻守に存在感を発揮しチームを牽引した。

その姿勢が優勝への道を切り開いた。初戦の香港戦も最後の韓国戦も、全ては相馬のゴールから始まっている。

「この大会に臨む前に、自分の中で、チームのために結果を出す、自分の道を自分で切り拓くというテーマを実は決めていました。今まで選出された中で、自分はチームに勝たせてもらっていた1人だったので」

昨年の東京五輪以降、悔しさが募る時期が続いた。ともに戦った五輪組の選手たちがA代表の一員としてプレー。6月シリーズはテレビから観戦した。「自分が去年の夏一緒に戦った仲間たちが活躍する姿を見て心にくるものがあった」という。

一方で、刺激を受けながらも、自分がそういった舞台に立てるほどの成績を残せていないことも理解していた。

だからこそ、この大会に懸けていた。そして、その覚悟が一つひとつのプレーに現れていた。

「3試合とも気持ちを全力で込めてというか。本当に気持ちを入れて、絶対に自分がやってやるんだと思っていました。日韓戦は歴史も長く、3年前の悔しさも自分は知っています。レベルの高い相手に何ができるか、チームにどう貢献できるかを考えて試合に挑みました」

2022-07-27-Japan-Soma(C)三浦彩乃

大会終了後、相馬は結果を残せたことへの喜びを表現しながらも、最終予選を戦った五輪組の選手たちと「同じ土俵には立てていない」と言い切っている。対戦相手のレベルや戦っている舞台を考えれば、まだまだ追いついていないと。それでも大会MVPを手にした男は、W杯への道を簡単に諦めるつもりはない。

「しっかりリスペクトしながらも『負けないぞ』という気持ちはいつも持っています。本当にこれから自分がどれだけパワーアップできるか、どれだけ成長できるかというところが次につながると思っています」

大会を終えて相馬は再び名古屋に戻る。

所属クラブではウイングバックを中心に起用されたことで、プレーの幅が広がったことは間違いない。あとは、自身の攻撃性と求められる守備のバランスをいかに極めていくか。本人も自覚しているように、ここから多くの結果を残していくことがポイントになる。今大会のように、自身の力でW杯への道を切り拓くことができるか。相馬のさらなる進化を楽しみにしたい。

取材・文 林遼平

埼玉県出身の1987年生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、フリーランスに転身。サッカー専門新聞「エルゴラッソ」の番記者を経て、現在は様々な媒体で現場の今を伝えている。

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