14日、各地でJ1、J2、J3の試合が行われた。
レネ・ヴァイラー監督の契約解除により岩政大樹コーチが監督に就任した鹿島アントラーズは、ホームでアビスパ福岡と対戦。岩政監督との新たなスタートを切るため勝利が欲しかった試合は、誰よりもその思いを背負ったFW鈴木優磨が10分に相手のオウンゴールを誘うシュートを放って先制に成功する。
後半は相手に攻め込まれる時間もあったが、チーム全体で耐え凌ぐと、後半アディショナルタイムに相手のセットプレーの流れからカウンターを発動させてFWエヴェラウドが勝ち越し点を奪取。そのまま逃げ切り2-0で勝利した鹿島は、岩政監督との新たなスタートを勝点3という最高の形で終え、2位に浮上した。
注目の試合となったのは、柏レイソルとサンフレッチェ広島の上位対決だ。失点数の少ない両チームの対決だったが、予想外の打ち合いとなる。4分にFWナッシム・ベン・カリファのゴールで広島が先制したが、41分には柏のMF武藤雄樹がゴールを奪って同点。さらに後半に入って柏が相手のオウンゴールを誘い、逆転に成功した。
だが、試合はこれで終わらない。61分、左サイドからの巧みな繋ぎから最後はMF松本泰志が低弾道のダイレクトシュートを沈めて試合を振り出しに戻すと、67分にはMF藤井智也のクロスがそのままゴールに吸い込まれて今度は広島が勝ち越した。
終盤、柏が攻勢をかけたが、広島は総力戦で守り切って試合は終了。柏は上位追走のため勝利を手にしたかったが、連勝が4でストップ。広島は試合のなかった川崎フロンターレを抜き、5位に浮上した。
そのほか、下位に沈むガンバ大阪と清水エスパルスの残留争い直接対決は、後半にFWベンジャミン・コロリとFWカルリーニョス・ジュニオにゴールが生まれた清水が大きな勝点3をゲット。サガン鳥栖と名古屋グランパスの試合は、どちらもゴールを奪えずスコアレスドローで終えている。
J2は3試合が開催された。2位につけていたアルビレックス新潟は、敵地で栃木SCを相手にFW鈴木孝司らのゴールもあって2-0で勝利。前日の試合が中止となっていた横浜FCを抜き、暫定ながら首位に立った。また、FC町田ゼルビアはジェフユナイテッド千葉に2-1で勝利。大分トリニータは徳島ヴォルティスと2-2のドローとなっている。
5試合が開催されたJ3では、鹿児島ユナイテッドと松本山雅FCの上位対決が組まれた。この試合は鹿児島が2点リードを奪った後に松本が追いつくという白熱した展開となったが、ゲーム終盤に2つのゴールで突き放した鹿児島が勝利。首位との勝ち点差を縮め、松本との差を広げることに成功している。
また、愛媛FCがガイナーレ鳥取に7得点を奪って大勝。5連勝で上位に肉薄している。
■ 8月14日開催 結果
・J1第25節
鹿島 2-0 福岡
柏 2-3 広島
G大阪 0-2 清水
鳥栖 0-0 名古屋
・J2第31節
栃木 0-2 新潟
千葉 1-2 町田
徳島 2-2 大分
・J3第20節
今治 1-0 岐阜
YS横浜 1-0 北九州
長野 1-0 富山
愛媛 7-2 鳥取
鹿児島 4-2 松本
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