埼玉スタジアムでの集中開催となったノックアウトステージ。ラウンド16の舞台ではいきなり日本勢対決が実現し、ヴィッセル神戸と横浜F・マリノスが激突した。
今季ここまでの成績を鑑みれば、横浜FMが有利にゲームを運ぶかと思われたが、アジアを舞台にした一発勝負の場ではそんなことは関係なかった。
ゲームは10分までに両チームが1点ずつを取り合う激しい展開で幕を開ける。先手を取ったのは神戸。7分、ハーフライン付近で相手のパスをカットした汰木康也がDFを交わし、ラストパス。反応した飯野七聖は追いかけてきたDFと飛び出してきたGKを気にすることなく、ループシュートを沈めた。しかし、その2分後には横浜FMがすぐに同点ゴールを奪う。右サイドを攻略し、仲川輝人のクロスに頭から飛び込んだのは西村拓真。豪快なヘディングシュートを突き刺した。
その後は一旦ゲームが落ち着くが、チャンスを多く作ったのは神戸。15分と21分には山口蛍が決定的なシュートを立て続けに打つも、前者はバーに嫌われ、後者はGKのファインセーブに阻まれ、勝ち越し点とはならなかった。それでも31分、佐々木大樹が自ら獲得したPKを決め、神戸が前半をリードして折り返すことに成功した。
後半もよい入りを見せたのは神戸であったが、次第に1点を追う横浜FMが押し込む時間を増やしていく。しかし、エウベルや永戸勝也の強烈なシュートはGK前川黛也の好セーブにあいゴールとはならなかった。
その中、勝負を大きく左右する次の1点を決めたのは神戸であった。右サイドで飯野がボールを回収したところから大﨑玲央、山口とつながり、最後は途中出場の小田裕太郎がダイレクトで流し込む。勝利をグッと引き寄せる3点目をもたらした。
2点のビハインドを負いながらも、諦めることなく攻め続ける横浜FMは89分にアンデルソン・ロペスが決めて1点差に迫るが、反撃はここまでで3分のアディショナルタイムが経過したところでタイムアップ。神戸が22日の準々決勝にコマを進めた。
■ 8月14日開催 結果
・ACLラウンド16
神戸 3-2 横浜FM
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