20日、各地でJ1、J2、J3の試合が行われた。
4試合が開催されたJ1の中で大きな注目を集めたのは監督交代後初めてのゲームを迎えたガンバ大阪とサンフレッチェ広島の一戦だ。先制点を奪ったのはそのG大阪。キックオフからわずか2分でレアンドロ・ペレイラがゴールを決め、幸先のよいスタートを切った。しかし、すぐに広島が振り出しに戻す。11分にナッシム・ベン・カリファがヘディングシュートを決め、同点に追い付いた。それでも前半はG大阪が前へ出る。37分にカウンターから齊藤未月がフィニッシュ。リードを奪って前半を折り返した。
しかし、後半は広島がゴールラッシュを見せる。再び同点に追い付いたのは72分と遅かったがナッシム・ベン・カリファがこの2点目をゲット。そこからは怒涛の攻撃が続き、76分にナッシム・ベン・カリファがハットトリックを達成。82分には満田誠が、88分には松本泰志が2試合連続ゴールを決め、終わってみれば5得点の快勝を収めた。一方、逆転負けを喫した2連敗となり7試合勝ちなしを継続。降格圏から抜け出すことはできなかった。
また、アビスパ福岡と川崎フロンターレの一戦は、アウェイの川崎Fが強さを見せ付けた。7分にマルシーニョのゴールで先制すると、一旦は同点に追い付かれるが、前半最後にカウンターからマルシーニョが2点目を奪い、リードを得たまま後半に突入。その流れのまま64分にマルシーニョがこの日3点目を決めさらにリードを広げると、73分に家長昭博が冷静にPKを沈め、危なげく勝点3を手に入れた。
その他の試合では、サガン鳥栖が敵地で北海道コンサドーレ札幌に逆転勝ち。清水エスパルスと柏レイソルの一戦は2連勝中の清水がエースのチアゴ・サンタナのゴールで先制するも後半アディショナルタイムに柏が武藤雄樹のゴールで追いつき、勝点1を分け合った。
試合当日にツエーゲン金沢とV・ファーレン長崎の一戦が中止になったことで9試合の開催となったJ2は首位の横浜FCと4位のファジアーノ岡山が激突。序盤から激しい攻防が続き、痺れる展開となった。その中、なかなかお互いに得点が生まれないまま、後半に突入すると、71分にカウンターから山下諒也がGKとの1対1を決め、先制に成功。結局、これが決勝点となり、直接対決を制した横浜FCが大きな勝点3を手にした。
また、その首位の背中を追う2チームは明暗が別れる結果となった。2位のアルビレックス新潟が小見洋太のゴールでロアッソ熊本を振り切ったのに対し、3位のベガルタ仙台は残留争いを演じるザスパクサツ群馬にアウェイで敗戦。自動昇格圏内との差を広げられる形となってしまった。
一方、残留争いでも動きがあり、金星を挙げた群馬に対し、大宮アルディージャといわてグルージャ盛岡は敗戦。FC琉球は上位を争うモンテディオ山形から勝点1をもぎ取り、レノファ山口は水戸ホーリーホックを下し、貴重な3ポイントを積み上げた。この結果、19位大宮から最下位の琉球まで勝点差はわずかに3差。残留争いも混とんとしている。
5試合が行われたJ3はFC岐阜と藤枝MYFCのゲームが雷の影響で試合中に中止となってしまったが、その他の4試合は無事に終了。首位・いわきFCと2位・鹿児島ユナイテッドが順当に勝利した一方、AC長野パルセイロと愛媛FCが敗れ、その愛媛FCに劇的勝利を飾ったカターレ富山が3位に浮上した。
■ 8月20日開催 結果
・J1第26節
札幌 1-2 鳥栖
清水 1-1 柏
広島 5-2 G大阪
福岡 1-4 川崎F
・J2第32節
千葉 0-0徳島
横浜FC 1-0 岡山
新潟 1-0 熊本
琉球 2-2 山形
秋田 0-3 栃木
群馬 1-0 仙台
大宮 0-2 町田
金沢 中止 長崎
山口 1-0 水戸
大分 3-0 岩手
・J3第21節
いわき 4-1 福島
相模原 0-1 鹿児島
富山 2-1 愛媛
八戸 3-1 長野
岐阜 中止 藤枝
関連記事
● 勝点3をめぐる熱きバトル。湘南ベルマーレ対鹿島アントラーズの見どころ | 日程・放送・配信予定 | Jリーグ
DAZNについて
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。
● 【番組表】直近の注目コンテンツは?
● 【お得】DAZNの料金・割引プランは?