ACL東地区の準決勝はPK戦までもつれる死闘となった。
先手を奪ったのは浦和。11分、右サイドで得たスローインをMFダヴィド・モーベルグが素早くリスタートすると、最後はDF酒井宏樹のクロスにMF松尾佑介が押し込んで先制に成功した。ただ、全北現代も黙ってはいない。52分にPKを得ると、これをMFペク・スンホが決めて同点に追いついた。
その後、浦和に決定機がありながらも決め切れず、延長戦へと試合が進むと、116分にCKの流れから最後は全北現代のハン・ギョウォンがスライディングで流し込み勝ち越し点を奪った。だが、これでゲームは終わらない。120分、オーバーラップしてきた酒井のクロスから最後はゴール前のこぼれ球に反応したFWキャスパー・ユンカーが右足で蹴り込み、浦和が土壇場で試合を振り出しに戻した。
迎えたPK戦は全北現代が3本外した一方、浦和は3人が決めて試合終了。多くのサポーターの力を後押しに浦和が3年ぶりの決勝進出を決めた。
この試合を振り返り、坪井氏は印象に残ったシーンとしてMF小泉佳穂のスライディングとDF西川周作のビッグセーブを挙げた。
「後半15分、カウンターのピンチを相手陣内にいた小泉選手がスプリントして戻って、最後にスライディング。すごく技術のある選手ですけど、それだけでなく走るという部分でもチームのためになっていた。もう一つもカウンターの場面、延長後半12分、数的不利なところで落ち着いた対応で西川選手がビッグセーブ。失点直後だったので、ここで失点していたら相手のペースになっていた。理屈ではなく、決定的ピンチを防いだ守備が最終的にこの結果を生みましたよね」
決勝は来年の2月とあって坪井氏は不利な点もあるとしながら、「セカンドレグは埼スタなので、最高の雰囲気をサポーターが作ってくれるので絶対に選手の力になってくれます」と最後の試合がホームでやれることは大きいと口にしている。
やべっちスタジアム
配信:DAZN 配信日:毎週日曜
出演:矢部浩之、黒木ひかり(敬称略)
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