31日、各地でJ1、J2の試合が行われた。
注目されたのは、首位の横浜F・マリノスを勝点差「2」で追う川崎フロンターレの試合だ。川崎Fはホームでサガン鳥栖と対戦。暫定での首位浮上を目指した。
試合は立ち上がりから川崎Fがゲームを支配する。ボールを巧みに動かしながらテンポ良く敵陣に侵入し、チャンスを創出。飲水タイム直後の26分には素早く右サイドを攻略し、最後はMF家長昭博のクロスをFW知念慶がヘディングで押し込み先制に成功した。
これで一気に主導権を掴んだ川崎Fは、攻守にゲームをコントロール。前半はあと一歩のところで追加点が奪えなかったが、後半に入り47分に右サイドのCKをMFジョアン・シミッチがヘディングで合わせ、待望の2点目を奪取した。さらに勢いづく川崎Fは、56分にも自陣のカウンターからFWマルシーニョが加点して3点目。これで試合の大勢を決めた。
ゲーム終盤にはMF大島僚太が今季リーグ戦初ゴールを奪取。このまま最後まで無失点を継続した川崎Fは快勝で勝点3を獲得し、暫定ながら横浜FMを抜いて首位に浮上した。
もう一つのアビスパ福岡とガンバ大阪の試合は、互いにゴールを奪えないまま試合が終わるかと思われた後半アディショナルタイム。左サイドのクロスをFWパトリックが流し込み、土壇場で先制点を奪取し、これが決勝点となった。勝利したG大阪は暫定ながら13位に浮上している。
J2は1試合が開催。第8節の再試合となったモンテディオ山形とファジアーノ岡山の試合は前半11分から再開されたのだが、再開直後の12分にDFヨルディ・バイスが間接FKを決めて岡山が先制。終盤にもう1点を加えて2-0で勝利した岡山が、ベガルタ仙台を抜いて3位に浮上した。
■ 8月31日開催 結果
・J1第20節
川崎F 4-0 鳥栖
・J1第24節
福岡 0-1 G大阪
・J2第8節
山形 0-2 岡山
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