10日、各地でJ1、J2、J3の試合が行われた。
大きな注目を集めたのは、3位の川崎フロンターレと2位・サンフレッチェ広島の直接対決だ。
試合は立ち上がりから拮抗した展開で推移。広島がセットプレーからチャンスを作れば、川崎Fはカウンターからゴールを脅かすなど、互いにゴールへと近づいていった。そんな中、試合が動いたのは35分だ。押し込んだ状況から左サイドでDF佐々木旭がワンツーからペナルティーエリアへ侵入。最後はマイナスのグラウンダーのクロスを入れると、ここに走り込んだMF家長昭博が左足のシュートを沈め、ホームの川崎Fが先制点を奪って前半を折り返した。
後半のスタートから広島が選手を交代しながら反撃に出るが、川崎Fの勢いは止まらない。59分に巧みなパスワークから最後はMF脇坂泰斗が反転しながらのシュートをゴール左に決めると、66分にはその脇坂がペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。これをFW知念慶が決め切り、一気に2得点を追加した。
その後、家長がもう一点を加え、4-0で勝利した川崎Fは2位に浮上。広島は連勝が5でストップし、3位に後退した。
そのほか、首位の横浜F・マリノスはホームでアビスパ福岡に勝利して首位をキープ。浦和レッズは最近の好調ぶりを示すかのように柏レイソルを相手に快勝して上位に肉薄している。上位勢ではセレッソ大阪が勝って5位に。ガンバ大阪は勝点を1つ積み重ねて15位に上がった。
J2は11試合が開催。首位の横浜FCが栃木SCとスコアレスドローに終わった中、アルビレックス新潟はMF高木善朗の2ゴールなどでFC琉球に快勝し、首位に返り咲いた。プレーオフ圏内争いでは、ロアッソ熊本が勝利して4位に浮上。下位争いでは大宮アルディージャといわてグルージャ盛岡が勝利し、自動降格圏を脱出している。
6試合が開催されたJ3は、松本山雅FCが福島ユナイテッドを1-0で下し、明日に試合を控える鹿児島ユナイテッドを抜いて2位に浮上した。また、藤枝MYFCが3試合ぶりの勝利でFC今治を抜き、5位に浮上している。
■ 9月10日開催 結果
・J1第29節
清水 1-1 湘南
川﨑F 4-0 広島
浦和 4-1 柏
横浜FM 1-0 福岡
京都 1-1 鹿島
G大阪 0-0 FC東京
C大阪 2-1 鳥栖
神戸 0-0 名古屋
・J2第35節
岩手 1-0 水戸
千葉 1-0 金沢
東京V 1-1 群馬
町田 0-1 山口
横浜FC 0-0 栃木
甲府 0-3 大宮
新潟 3-0 琉球
秋田 0-0 徳島
岡山 2-1 山形
長崎 1-3 熊本
大分 1-0 仙台
・J3第24節
福島 0-1 松本
藤枝 2-0 八戸
富山 2-1 宮崎
鳥取 3-0 沼津
岐阜 1-1 長野
愛媛 3-2 今治
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