終盤戦に入ってきたJ2リーグ。今年も残すところ8試合となった中、最後まで何が起こるかわからない状況となっている。
優勝争いで大きな変化があったのは新潟だ。横浜FCが栃木SCの堅守を崩せずにスコアレスドローとなった中、新潟はMF高木善朗の素晴らしい2つのゴールなど3-0で勝利。勝点で横浜FCに並び、得失点差で上回ったことで1ヶ月半ぶりの首位に返り咲いた。
ただ、上位2チームより勢いがあるのは、3位の岡山の方と言っていいだろう。3連勝中のチームは難敵・モンテディオ山形に先制されながらも、外国籍ストライカーの二人がともにゴールを奪って逆転勝利。4連勝で上位2チームとの勝点差を「5」に縮めた。直接対決こそ残っていないが、この勢いを続けていければ自動昇格も見えてきそうだ。
プレーオフ出場権を争っているチームでは、ロアッソ熊本と大分トリニータが好調をキープ。ともに3連勝で下との勝点差を引き離しにかかっている。逆にベガルタ仙台はまさかの5連敗。監督交代もあったなか、ここから立て直していけるかが注目される。
注目の残留争いでは最下位のFC琉球が勝利をできなかった中で、いわてグルージャ盛岡、大宮アルディージャ、レノファ山口FCが揃って勝点3を獲得。ザスパクサツ群馬はドローで勝点1を上積みしたが、自動降格圏の21位に後退した。
今週はミッドウィークにも試合が開催。再び順位が大きく動くことになるのか注目だ。
■J2リーグ第35節結果
岩手 1-0 水戸
千葉 1-0 金沢
東京V 1-1 群馬
町田 0-1 山口
横浜FC 0-0 栃木
甲府 0-3 大宮
新潟 3-0 琉球
秋田 0-0 徳島
岡山 2-1 山形
長崎 1-3 熊本
大分 1-0 仙台
J2 順位表
※第35節終了時点
| 順位 | 点 | 勝 | 分 | 敗 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 アルビレックス新潟 | 68 | 20 | 8 | 7 | 31 |
| 2 横浜FC | 68 | 19 | 11 | 5 | 16 |
| 3 ファジアーノ岡山 | 63 | 17 | 12 | 6 | 18 |
| 4 ロアッソ熊本 | 57 | 15 | 12 | 8 | 7 |
| 5 ベガルタ仙台 | 55 | 16 | 7 | 12 | 14 |
| 6 大分トリニータ | 55 | 14 | 13 | 8 | 10 |
| 7 V・ファーレン長崎 | 51 | 14 | 9 | 11 | 4 |
| 8 モンテディオ山形 | 49 | 13 | 10 | 11 | 13 |
| 9 FC町田ゼルビア | 49 | 14 | 7 | 14 | 6 |
| 10 ジェフユナイテッド千葉 | 49 | 13 | 10 | 12 | 3 |
| 11 徳島ヴォルティス | 48 | 9 | 21 | 5 | 11 |
| 12 水戸ホーリーホック | 46 | 12 | 10 | 12 | 4 |
| 13 東京ヴェルディ | 42 | 10 | 12 | 12 | 0 |
| 14 ヴァンフォーレ甲府 | 42 | 9 | 15 | 11 | －5 |
| 15 栃木SC | 40 | 9 | 13 | 12 | －6 |
| 16 ブラウブリッツ秋田 | 40 | 10 | 10 | 15 | －14 |
| 17 ツエーゲン金沢 | 40 | 10 | 10 | 15 | －17 |
| 18 レノファ山口FC | 39 | 10 | 9 | 16 | －7 |
| 19 大宮アルディージャ | 34 | 8 | 10 | 16 | －15 |
| 20 いわてグルージャ盛岡 | 33 | 9 | 6 | 20 | －33 |
| 21 ザスパクサツ群馬 | 32 | 8 | 8 | 19 | －17 |
| 22 FC琉球 | 29 | 6 | 11 | 18 | －23 |
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