2月16日、Jリーグは2022シーズンのJ1参入プレーオフの大会方式・試合方式を正式に発表した。コロナ禍拡大のため2020、2021シーズンは実施を見送られていたJ1参入プレーオフは、以前と同様のフォーマットで行われる。
大会概要
開催期間
- 1回戦:2022年10月30日(日)
- 2回戦:2022年11月6日(日)
- 決定戦:2022年11月13日(日)
J1参入プレーオフへの参加条件
- 2022明治安田生命J1リーグ年間順位16位のクラブと明治安田生命J2リーグ年間順位3位~6位の計5クラブ。
- J2当該4クラブのうち、J1ライセンスが付与されていないクラブがある場合、年間順位7位以下の繰り上げ出場はない。
- J2当該4クラブ全てにJ1ライセンスが付与されていない場合は、本大会を開催せず、J1年間順位16位のクラブがJ1に残留。
大会方式
J2参加クラブ数4の場合
- 大会方式:各1試合のトーナメント方式にて、明治安田生命J2リーグ年間順位3位~6位のクラブで1回戦、2回戦を行い(3位vs6位、4位vs5位)、その勝者と明治安田生命J1リーグ年間順位16位のクラブが決定戦を行う。
- 試合会場:1回戦、2回戦ともにJ2リーグ戦上位クラブのホーム、決定戦はJ1クラブのホームで行う。
J2参加クラブ数3以下の場合
- 大会方式:各1試合のトーナメント方式にて、明治安田生命J2リーグ年間順位3位~6位のクラブのうち、出場資格を満たしたクラブで、1回戦、2回戦を行い(J2参加クラブ数3の場合、J2下位2クラブで1回戦を行い、その勝者とJ2上位1クラブで2回戦を行う)、その勝者と明治安田生命J1リーグ年間順位16位のクラブが決定戦を行う。
- 試合会場:1回戦、2回戦ともにJ2リーグ戦上位クラブのホーム、決定戦はJ1クラブのホームで行う。
試合方式および勝敗の決定
- 1回戦、2回戦90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は、年間順位の優位性を確保するため、J2リーグ戦年間順位が上位のクラブを勝者とする。
- 決定戦90分間(前後半各45分)の試合を行い、勝敗が決しない場合は、明治安田生命J1リーグ年間順位16位のクラブを勝者とする。決定戦の勝者は、2023シーズンにJ1リーグに残留または昇格する。
試合エントリー
1クラブ18名以内
- J1/J2クラブ問わず、外国籍選手は4名まで
- Jリーグが別途「Jリーグ提携国」として定める国の国籍を有する選手は外国籍選手として取り扱わない
選手交代
試合中の選手交代は5名以内(交代回数はハーフタイムを除き3回まで)
脳振盪の疑いによる交代
<原則>
- 1試合において、各チーム最大1人の「脳振盪による交代」を使うことができる
- 「脳振盪による交代」は、その前に何人の交代が行われているにかかわらず、行うことができる・氏名を届け出る交代要員の数が、交代の最大数と同じである競技会においては、既に交代で退いた競技者であっても「脳振盪による交代」に基づき、交代で競技者になることができる。
<交代の回数>
- 「脳振盪による交代」は、「通常の」交代の回数の制限とは別に取り扱われる。
- チームが「脳振盪による交代」を「通常の」交代に合わせて行った場合、1回の「通常の」交代としてカウントされる
出場資格登録期限
2022年9月2日(金)
警告の累積
1回戦終了後に累積警告が1回の場合、その警告は2回戦に持ち越さない
公式試合の中止に関する対応について
- 1回戦の代替開催日は、11月3日を期限とする
- 2回戦の代替開催日は、11月10日を期限とする
- 決定戦の代替開催日は、12月31日を期限とする
- 代替開催日やスタジアムが確保できない場合、当該試合は開催したものとみなし、中止事由により、以下の対応とする
試合 | 中止事由 | 試合の取り扱い |
---|---|---|
1回戦・2回戦 | 双方のチームの責めに帰すべき事由によらず、不可抗力による中止(荒天など) | J2年間順位が上位のJ2クラブを勝者とする |
一方のチームの責に帰すべき事由による中止 | 帰責性のあるチームが敗戦 | |
双方のチームの責に帰すべき事由による中止 | 双方のチームが敗戦 | |
決定戦 | 双方のチームの責めに帰すべき事由によらず、不可抗力による中止(荒天など) | J1クラブを勝者とする |
一方のチームの責に帰すべき事由による中止 | 帰責性のあるチームが敗戦 | |
双方のチームの責に帰すべき事由による中止 | J1クラブを勝者とする |