11月21日にFIFAワールドカップ・カタールのグループステージ3試合が開催。グループA第1節セネガルvsオランダ、グループB第1節イングランドvsイラン、アメリカvsウェールズが行われた。
イングランド vs イラン
優勝候補の1つであるイングランドとアジアのFIFA最上位イランがグループBの初戦で対峙した。
試合前の予想通りにイングランドが試合を優位に進めると、35分に19歳のジュード・ベリンガムがヘディングで先制点を挙げる。この得点を皮切りにイングランド攻撃陣が爆発。43分にはブカヨ・サカが左足を振り抜き、追加点を挙げると、その3分後にはハリー・ケインのクロスにラヒーム・スターリングが巧みに合わせて3点目をマークする。
前半だけで3点のリードを奪っても、イングランドは攻撃の手を緩めず。62分には再びサカがボックス内で高い技術を見せてゴールに流し込んでチーム4点目をマークする。しかし、その直後にはイランにゴールが生まれる。メフディ・タレミがボックス内から強烈なシュートを放って1点を返す。
71分には交代出場したばかりのマーカス・ラッシュフォードが個人技からイランの望みを絶つ5ゴール目をマーク。さらに、90分にはこちらも途中出場のジャック・グリーリッシュがカラム・ウィルソンのお膳立てからネットを揺らして6ゴール目。後半アディショナルタイムにPKからイランがゴールを挙げるも、試合はこのまま終了。イングランドが6-2でイランを下した。
イングランド 6-2 イラン
【得点者】
イングランド:ジュード・ベリンガム(35)、ブカヨ・サカ(43、62)、ラヒーム・スターリング(45+1)、マーカス・ラッシュフォード(71)、ジャック・グリーリッシュ(90)
イラン:メフディ・タレミ(65、90+13)
セネガルvsオランダ
グループAの2強とされるアフリカ王者セネガルと2大会ぶりにワールドカップに戻って来たオランダが対戦。
大黒柱サディオ・マネの欠場が直前に決まり、この影響が懸念されたセネガルは、イスマイラ・サールを中心に序盤から積極的な姿勢を見せる。対するオランダは、フレンキー・デ・ヨングにチャンスがあったが、シュートまで行けなかったりと得点には至らず、スコアレスで試合を折り返す。
後半はセネガルがチャンスを作るも、オランダGKアンドリース・ノペルトの好守が光り、ゴールを奪えない。そんな中迎えた84分、デ・ヨングのクロスにコーディ・ガクポがエドゥアール・メンディよりも先に頭で触って先制点を挙げる。後半アディショナルタイムに入ると、カウンターからデイヴィ・クラーセンがシュートのこぼれを押し込んで追加点をマーク。強豪同士の一戦はオランダが2-0でセネガルに勝利した。
セネガル 0-2 オランダ
【得点者】
オランダ:コーディ・ガクポ(84)、デイヴィ・クラーセン(90+9)
アメリカvsウェールズ
2大会ぶりにワールドカップ出場権を獲得したアメリカと64年ぶりにこの舞台に戻って来たウェールズがグループBの初戦で対戦した。
序盤からアメリカがボールを保持してチャンスを作る展開に。すると36分、クリスチャン・プリシッチのスルーパスに反応したティモシー・ウェアが冷静にネットを揺らしてチームに先制点をもたらす。アメリカが1点のリードを手にしてハーフタイムに突入する。
後半に入ると、ウェールズがペースを握るも、なかなかアメリカ守備陣を崩せない。それでも、80分にペナルティエリア内でボールを受けようとしたギャレス・ベイルが倒されてウェールズがPKを獲得。これをベイル自身がゴール左隅に沈めて同点弾を挙げた。試合はこのまま1-1のドローで終わっている。
アメリカ 1-1 ウェールズ
【得点者】
アメリカ:ティモシー・ウェア(36)
ウェールズ:ギャレス・ベイル(82/PK)
カタールW杯 今日の試合日程
開始時間 | 対戦カード | 放送・配信予定 |
---|---|---|
19:00 | アルゼンチン vs サウジアラビア | ABEMA(ネット) |
22:00 | デンマーク vs チュニジア | フジテレビ(テレビ) ABEMA(ネット) |
25:00 | メキシコ vsポーランド | テレビ朝日(テレビ) ABEMA(ネット) |
28:00 | フランス vs オーストラリア | NHK(テレビ) ABEMA(ネット) |