11月29日にFIFA ワールドカップ カタール 2022のグループステージ4試合が開催。グループA最終節エクアドルvsセネガル、オランダvsカタール、グループB最終節イランvsアメリカ、ウェールズvsイングランドが行われた。
エクアドル vs セネガル
1勝1分けのエクアドルと1勝1敗のセネガルがグループA2位以上の座を懸けて対戦した。前半から積極的な姿勢を見せるセネガルは、40分過ぎにイスマイラ・サールがペナルティエリア内でファウルを受けてPKを獲得する。これを自らの右足で冷静に沈めてセネガルが1点をリードして前半を折り返す。
後半に入ると、敗れれば敗退の決まるエクアドルが盛り返す。67分にセットプレーからモイセス・カイセドが同点弾をマークする。しかし、喜びも束の間、70分にFKのこぼれをカリドゥ・クリバリがボレーで合わせてネットを揺らした。これが決勝点となり、セネガルが2-1で勝利。この結果、グループ2位となったセネガルの20年ぶりの決勝トーナメント進出が決定し、エクアドルは勝ち点2足りず、3位で敗退した。
エクアドル 1-2 セネガル
【得点者】
エクアドル:モイセス・カイセド(67)
セネガル:イスマイラ・サール(44/PK)、カリドゥ・クリバリ(70)
オランダ vs カタール
ここまで1勝1分けとして引き分け以上で2位以上が確定するオランダは、2連敗の開催国カタールと対戦。立ち上がりからペースを握るオランダが26分に試合を動かす。コーディ・ガクポがペナルティエリア中央で右足を振り抜き、自身3試合連続となる得点でチームに先制点をもたらした。このままオランダ1点のリードで前半を終える。
後半に入ってもボールを保持する展開の続くオランダは、49分にメンフィス・デバイのシュートのこぼれをフレンキー・デ・ヨングが押し込んで追加点を挙げる。その後も優位に試合を進めるオランダは、VARによってゴールを取り消される場面があるも、カタールを寄せ付けず、2-0で勝利した。この結果、オランダはグループ首位で決勝トーナメントに進み、カタールは3連敗の最下位で大会を終えた。
オランダ 2-0 カタール
【得点者】
オランダ:コーディ・ガクポ(26)、フレンキー・デ・ヨング(49)
イラン vs アメリカ
ウェールズに勝利して2位に付けるイランとここまで2試合ドローのアメリカがグループB最終節で激突。試合は序盤からアメリカペース。積極的に敵陣に攻め込むアメリカは、38分にクリスチャン・プリシッチがセルジーノ・デストの折り返しに飛び込んでネットを揺らす。前半終了間際には2点目が入ったように思われたが、オフサイドで認められず、アメリカが1点のリードで前半を終えた。
後半に入ると、前半シュート0本だったイランが巻き返しを見せるもシュートは枠を飛ばない。このままのスコアで行けば決勝トーナメント進出を決められるアメリカは上手く試合をコントロールしながら時間を進める。試合はこのまま終了し、1-0でイランを下したアメリカがグループ2位で決勝トーナメント進出を決めた。
イラン 0-1 アメリカ
【得点者】
アメリカ:クリスチャン・プリシッチ(38)
ウェールズ vs イングランド
グループB最終節のもう1試合で最下位のウェールズと首位のイングランドが対戦した。戦前の予想通りイングランドがボールを持って優位に立つが、強固なウェールズ守備陣に手を焼く。反対にウェールズもカウンターのチャンスをうかがいながら試合を進めるも、両チームともに得点なくスコアレスで試合を折り返す。
すると、後半に入ってギアを上げたイングランドが試合を動かす。50分、ゴール前のFKをマーカス・ラッシュフォードが直接叩き込んで先制点をもたらす。その1分後にはハリー・ケインのクロスをファーサイドで合わせたフィル・フォーデンが追加点をマーク。さらに68分には、ラッシュフォードが個人技からネットを揺らして試合を決定付ける3点目を奪った。イングランドは3-0でウェールズを下して、グループBを首位通過した。一方のウェールズは勝利を手にできないまま64年ぶりのワールドカップを終えた。
ウェールズ 0-3 イングランド
【得点者】
イングランド:マーカス・ラッシュフォード(50、68)、フィル・フォーデン(51)
カタールW杯 今日の試合日程
開始時間 | 対戦カード | 放送・配信予定 |
---|---|---|
24:00 | チュニジア vs フランス | ABEMA(ネット) |
24:00 | オーストラリア vs デンマーク | ABEMA(ネット) |
28:00 | ポーランド vs アルゼンチン | ABEMA(ネット) |
28:00 | サウジアラビア vs メキシコ | ABEMA(ネット) |