FIFAワールドカップカタールは12月2日、グループHの最終戦を実施。ポルトガル代表が首位で決勝トーナメントに進んだ。韓国代表とウルグアイ代表は勝点、得失点差で並んだが、韓国が総得点で上回り2位通過。ウルグアイは僅差で涙を飲んだ。ガーナ代表は勝点3で4位に終わっている。
順位表
順位 | チーム | 勝点 | 得失点差 |
---|---|---|---|
1 | ポルトガル | 6 | +2 |
2 | 韓国 | 4 | 0 |
3 | ウルグアイ | 4 | 0 |
4 | ガーナ | 3 | -2 |
回顧
大会前からポルトガルが中心と考えられていたグループH。その前評判通り、ポルトガルが2連勝で最終戦を待たず決勝トーナメント進出を決めている。
ポルトガルは初戦でガーナと対戦。5大会連続出場のエース、クリスティアーノ・ロナウドのゴールで幸先良く先制するが、その後はオープンな展開となり点の取り合いに。それでも3‐2で勝利し、初戦をものにする。2戦目のウルグアイ戦は落ち着いた試合運びで2-0と完封勝ちを収めると、早々に決勝トーナメント進出を決めた。
初戦で対戦した韓国とウルグアイは、最後までグループステージ突破の切符を奪い合った。初戦は堅い試合でスコアレスドロー。ともに2戦目を落とし迎えた3戦目は、勝点3が絶対条件だった。韓国はポルトガル、ウルグアイはガーナと激突。ガーナも勝利で自力突破が決まるシチュエーションだった。
最初に流れを掴みかけたのはガーナだった。15分にPKを獲得し先制の絶好のチャンスを迎えるが、アンドレ・アユーのシュートをウルグアイGKセルヒオ・ロシェがストップ。これで試合の流れはウルグアイに傾いた。26分、32分と立て続けにヒオルヒアン・デ・アラスカエタがネットを揺らし、ベスト16に大きく近づく。対して韓国とポルトガルのゲームは1-1で推移。このままウルグアイが決勝トーナメント進出かと思われたが、最終盤にドラマが待っていた。後半アディショナルタイムにファン・ヒチャンの得点で韓国が勝ち越す。これで韓国とウルグアイは勝点、得失点で並んだものの、総得点で韓国が上回った。
韓国が2位通過したことで、アジアから3チームが決勝トーナメントに進む。日本、オーストラリアに続くベスト16入りとなった。
試合結果
第1節
ウルグアイ 0-0 韓国
ポルトガル 3-2 ガーナ
- 65' クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)
- 73' アンドレ・アユー(ガーナ)
- 78' ジョアン・フェリックス(ポルトガル)
- 80' ラファエル・レオン(ポルトガル)
- 89' オスマン・ブカリ(ガーナ)
第2節
韓国 2-3 ガーナ
- 24' モハメド・サリス(ガーナ)
- 34' モハメド・クドゥス(ガーナ)
- 58' チョ・ギュソン(韓国)
- 61' チョ・ギュソン(韓国)
- 68' モハメド・クドゥス(ガーナ)
ポルトガル 2-0 ウルグアイ
- 54' ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル)
- 90+3' ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル)
第3節
ガーナ 0-2 ウルグアイ
- 26' ヒオルヒアン・デ・アラスカエタ(ウルグアイ)
- 32' ヒオルヒアン・デ・アラスカエタ(ウルグアイ)
韓国 2-1 ポルトガル
- 5' リカルド・ホルタ(ポルトガル)
- 27' キム・ヨングォン(韓国)
- 90+1' ファン・ヒチャン(韓国)