ポルトガルサッカー連盟(FPF)は、クリスティアーノ・ロナウドがチームから離脱することを要求したとする報道を真っ向から否定した。
ポルトガルの主将として自身5度目となるワールドカップに臨むロナウド。悲願の初優勝に向けて初戦でPKから1ゴールを決めた同選手だが、なかなかインパクトを残せず、グループ最終節の逆転負けした韓国戦では交代時に不満をあらわにし、フェルナンド・サントス監督の怒りを買っていた。
さらに、その後のラウンド16の6-1で勝利したスイス戦で、サントス監督はロナウドを先発から外す。代役として出場したゴンサロ・ラモスがハットトリックの大活躍を見せており、ポルトガル主将の絶対的な立場が揺らぎ始めている。
そんな中8日、ポルトガル『Record』は、スイス戦の起用方法に不満を抱えるロナウドがサントス監督との会話の中で代表チームからの離脱に迫ったと報道。しかし、FPFは即座にこのような事実がないことを強調する声明を出した。
「木曜日にリリースされたニュースはクリスティアーノ・ロナウドがコーチのフェルナンド・サントスとの話し合いの中で代表チームから離脱することを迫ったと報じていた。FPFは代表キャプテンのクリスティアーノ・ロナウドがカタールにいる代表チームからの離脱を迫ったことが決してないことをはっきりさせる」
「クリスティアーノ・ロナウドは代表チームで毎日唯一無二の実績を築き上げている。これはリスペクトされるべきもので、代表チームへの確かな献身性を裏付けるものだ。ポルトガルで最多のキャップ数を誇る選手の献身度は、ワールドカップラウンド16のスイス戦の勝利の中でも再び実証された」
また、当のロナウドは、8日に自身の『Twitter』の中で「とても親密で外からの力で壊されないチーム。とても勇敢でどのような敵に対しても恐れを感じることのない国。夢のために最後まで戦うチームだ!僕たちとともに信じよう!」と投稿していた。