リーグ戦2連覇を目指す王者ミランは4日、セリエAの再開初戦で12位サレルニターナとの敵地での一戦に臨む。首位ナポリを8ポイント差で追う中、守護神のマイク・メニャンやFWアンテ・レビッチおよびFWディヴォック・オリギをケガで欠くなど厳しい台所事情だが、ルチアーノ・スパレッティのチームがインテルとの上位対決に挑む中、ポイントの取りこぼしは避けたいところだ。
指揮官のステファノ・ピオリが記者会見の席で2023年の初陣へ意欲を示した。
「メンタル面に関して気合は十分に入っている。チームにはまだ勝利へのハングリーさがあるだけに、プレー再開を待っていた。明日、良いスタートを切ることが何よりも重要であり、これまで通りの意欲とクオリティを見せなければならない。明日は情熱的なスタジアムでタフな相手と対戦することになる」
「インテル対ナポリ？ 重要な一戦だが決定的ではない。我々としては、他の試合に注意を向けることは間違いだ。自分たちの試合に集中したい」
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勝者なら今年もタイトル獲得を
さらにミラン指揮官は、今後の戦いを見据えつつ、リーグ戦のほかUEFAチャンピオンズリーグ（UCL）やコッパ・イタリア、スーペルコッパのいずれかでタイトルを獲得したい考えを示した。
「異例のシーズンでこれから多くの試合に臨むことになるが、条件はどのチームも一緒だ。フィジカルおよびメンタルの状態は良い。他のチームとの競争ではなく、自分自身との戦いをするべきだ。優勝ラインは85ポイント以上になるはずだが、あまり先走るのも良くない。目標を達成する上で、フィジカル面は重要だが、クオリティやメンタル面も違いを作り出すはずだ」
「我々は4大会で戦っており、当然、何らかのタイトルを獲得したい。昨シーズンは歴史を刻むことができたが、さらに優勝を重ねることで歴史に残りたい。自分たちが勝者のチームであると考えたいのならば、今年も何かしら勝たなければならない」
続いてピオリは、近年、大きな成長を遂げた23歳のFWラファエウ・レオンに言及。「ゴールやアシストを量産しているが、獲得したタイトルはわずか1個だけだ。もっと獲得しなければならない。（今シーズンは）チャンスが4回ある」と述べ、さらなる結果を求めた。
また離脱中のメニャンのケガの状態に触れ、「復帰時期は分からないが、おそらく早期の復帰はない。傷口がまだ治っておらず、リスクは負えない。明日は（チプリアン）タタルシャヌがプレーすることになるだろう」と明かした。
一方、昨夏の補強の目玉であるFWシャルレ・デ・ケーテラーレについては、「夏は移籍の関係で良い準備ができなかったが、現在は成長を上り調子にある」と述べ、期待を寄せた。
(C)Getty images
放送・配信予定
- サレルニターナ vs ミラン
- 配信：DAZN
- キックオフ：2023年1月4日（水）日本時間20:30
- 実況：中村義昭
- 会場：スタディオ・アレーキ
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