現在52歳の下平氏は、現役時代に柏レイソルやFC東京、イタリアのユベントスFCのプリマベーラでもプレーし、04年末に現役引退した。引退後は、古巣の柏でU-18ユースチームの監督やコーチとして育成年代の指導に携わり、16年からトップチームの監督にも就任。その後は横浜FCで監督を務めた後に、22シーズンから大分の監督に就任した。昨季は、17勝11分け14敗の成績でJ1昇格プレーオフ圏には届かず、シーズン終了後の昨年11月に退任を発表していた。
また長崎は同日、ファビオ・カリーレ監督との契約の現状について説明した。
2022年6月から長崎の指揮官に就任したカレーリ監督は、昨年12月4日に2024シーズンの続投を正式発表していた。しかし12月上旬にブラジルのサントスFCとの契約交渉についての報道を受け、強化部は続投する意向を再度確認。同年12月19日にカリーレ監督から初めてサントスとの契約したいという意思を初めて確認し、同年20日にサントスFC公式SNSでカリーレ監督との契約合意との投稿があったことを発表していた。
しかし長崎は、現時点でサントスFCから契約手続きに関する正式なオファーが届いていないことを改めて主張し、長崎の髙田旭人社長が以下のような声明を発表している。
「カリーレ監督との契約の件につきましてご心配をお掛けして申し訳ありません。すでにご報告の通り、昨年12月20日にカリーレ監督からサントスFCと契約したい意向を受け取りました。その後、現地での記者会見も行われていますが、1月5日現在まで契約に関する正式な手続きを再三求めているものの、未だにオファーレターも届いていない状況です。我々としては、今後の日本サッカー界のためにも一方的に契約を破棄したことによる違約金に関しては支払いを求めるべきだと考えております。」
監督の契約問題に揺れる最中での下平ヘッドコーチ就任発表について高田社長は、「年が明け今シーズンに向けて選手・スタッフが迷いなく今季に向けて動き出さないといけない中で、この曖昧な状況を解消すべきだと考えており、下平隆宏ヘッドコーチとの契約を締結しました。カリーレ監督の去就がはっきりするまでは暫定で指揮を執っていただくことになります」と説明している。
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