今シーズンは、ラツィオやミラン、ローマやユヴェントスとのビッグマッチに敗れるなどして5位と出遅れていたインテル。今後の巻き返しを図る中、日本時間5日に行われたリーグ戦再開の初戦でホームのスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァに無敗の首位ナポリを迎えると、FWエディン・ジェコのゴールにより1-0で上位対決を制した。
この結果、ナポリとの差を8ポイントに縮め、UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の4位に浮上したインテル。スクデット奪還を目指す指揮官のシモーネ・インザーギは試合終了後、喜びを語った。
「ヨーロッパで唯一無敗だったナポリを倒せたことは、大きな自信になる。選手たちがピッチにおいてお互いを助け合ってプレーしている姿を見るのはうれしかったし、誇りに思う。95分間にわたって集中し、偉大な試合を見せることができたが、この調子を維持していかなければならない」
「中断明けの一戦で大きな注目を集めている試合だったが、昨年12月から最高のトレーニングができていたこともあり、穏やかに臨めた。これから最終節までの道のりは長いが、1試合ごとに集中し、離脱中の選手たちの回復を待ちながら、常に成長を求めていきたい。（マルセロ）ブロゾヴィッチも早く戻ってくることを願っている」
「今日の勝利でスクデット争いが再燃したって？ 残り試合はかなりある上、今回の中断期間はみんなにとって初めてのことだった。ただ、スクデット争いのライバルは多い。今日はナポリ以外の上位勢全チームが勝利を収めている」
続いてインテル指揮官は、56分に決勝弾をマークした36歳のジェコを称えたほか、ブロゾヴィッチの代役として素晴らしいパフォーマンスを見せたハカン・チャルハノールに言及した。
「ジェコは非常に良いパフォーマンスを見せている。1年半にわたってインテルで一緒にやってきたが、彼はテクニックやパワーなど極めて多くの特徴を持っている選手だ。チームの巻き返しに貢献してくれている」
「チャルハノールの成長は良いことだ。あのポジションは、数カ月にわたって緊急事態にあり、彼に練習させたところ、良いパフォーマンスを見せている。（スタニスラフ）ロボトカへプレッシャーをかけ、（ヴィクター）オシムヘンのシュートコースも絞ってくれた」
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