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ユヴェントスやサンプドリアで活躍のヴィアッリ氏が58歳で死去…EURO2020では盟友マンチーニの右腕としてイタリアの優勝に貢献 | セリエA【PR】

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ユヴェントスやサンプドリアで活躍のヴィアッリ氏が58歳で死去…EURO2020では盟友マンチーニの右腕としてイタリアの優勝に貢献 | セリエA【PR】Getty
【欧州・海外サッカーニュース】現役時代にユヴェントスやサンプドリアなどで活躍した元イタリア代表FWのジャンルカ・ヴィアッリ氏が6日、約3年にわたる闘病生活の末、すい臓がんにより58歳でこの世を去った。

現役時代にクレモネーゼやサンプドリア、ユヴェントスやチェルシーなどでプレーし、1996年にはユヴェントスの一員としてUEFAチャンピオンズリーグを制覇したヴィアッリ氏。イタリア代表としても2度のFIFAワールドカップ(W杯)に出場したほか、引退後の2019年からは、サンプドリア時代からの盟友ロベルト・マンチーニ率いるイタリア代表チームの団長を務め、EURO2020優勝を支えた。

しかしすでに2018年11月に『Corriere della Sera』のインタビューにおいて、すい臓がんのため闘病中であることを告白していたヴィアッリ氏。昨年12月14日、治療に専念するために、イタリア代表の職を休職することを発表したが、直後に病状が悪化。ロンドン市内の病院に入院すると、そのまま今月6日、帰らぬ人となった。

セリエAの歴史を刻んだ勝者ジャンルカ・ヴィアッリ

ジャンルカ・ヴィアッリ氏は、故郷のクラブであるクレモネーゼでキャリアを歩み始めると、当時セリエC(イタリア3部)に所属していたクラブをセリエAまで導いた。その後、サンプドリアに移籍したヴィアッリ氏は、マンチーニとともにクラブの黄金期を築き、1990-91シーズンにスクデット獲得。セリエA得点王にも輝いた。

翌1991-92シーズンのUEFAチャンピオンズカップでは準優勝を果たしたほか、8シーズンにわたるジェノヴァでのプレーでコッパ・イタリア優勝を4回経験し、スーペルコッパやUEFAカップウィナーズカップのタイトルも手にしている。

2023-01-07-1989-sampdoria-mancini-vialli(C)Getty images

1992年夏、ユヴェントスへと移籍。4シーズンにわたってプレーし、自身にとって2度目のスクデットを獲得したほか、再びコッパ・イタリアおよびスーペルコッパを制した。また1995-96シーズンに初めてとなるUEFAチャンピオンズリーグのタイトルを獲得した。

イタリア代表では、1986年メキシコW杯に出場したほか、自国開催となった1990年W杯でもプレー。準決勝でアルゼンチンにPK戦の末、敗れたが、3位決定戦ではイングランドを退け、3位の成績を残した。

選手兼監督を務めたチェルシー時代

ヴィアッリ氏は、現役時代の最後の3年間をロンドンで過ごし、1998年2月からはチェルシーの選手兼監督という二足のわらじを履いた。チェルシーでは、UEFAカップウィナーズカップやUEFAスーパーカップなどヨーロッパのタイトルを獲得したほか、FAカップやEFLカップなどイギリス国内の大会で優勝を飾った。

Gianluca VialliGetty

イタリア代表への復帰とEURO2020制覇

2015年にカルチョの殿堂入りを果たしたヴィアッリ氏は、2019年に旧友のロベルト・マンチーニが率いるイタリア代表の団長としてチームに復帰。EURO2020におけるアッズーリの偉業を支えた。なお、ヴィアッリ氏が最後に公の場に姿を見せたのは、昨年9月4日に故郷クレモーナのスタディオ・ジーニで行われたクレモネーゼ対サッスオーロ戦だった。

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