13日、コッパ・イタリアラウンド16のローマvsジェノア戦が行われ、ホームのローマが1-0で勝利を収めた。
互いに決め手を欠いたこともあり前半がスコアレスのまま終了すると、後半になってようやく試合が動く。64分、ジェノアのアルベルト・ジラルディーノ監督が同時に3選手を交代させた直後、ボールを受けたアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラがドリブルで持ち込み、ペナルティエリア内左から得意の左足を振り抜いてゴールネットを揺らした。ローマにとって貴重な先制点となったディバラのゴールがそのまま決勝弾となり、ローマがジェノアを1-0で下している。
イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』は13日、試合後にインタビューに応じたローマのジョゼ・モウリーニョ監督のコメントを紹介。モウリーニョ監督は「チームは常にベストを尽くしていた」と語り、コッパ・イタリア準々決勝進出を喜んだ。
「私はもうすぐ60歳になるが(現在59歳)、子どもの頃、ベストを尽くせば良心が澄み、それ以上のことを自分自身に求める必要がなくなることを学んだんだ。サッカーでは良いプレーをする時もあれば、そうでない時もある。でも、選手がすべてを捧げて戦ってくれるならそれでいいんだ」
一方、モウリーニョ監督は、本拠地『スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ』に駆けつけた一部のローマサポーターが、思うようにプレーできなかったイタリア代表MFニコロ・ザニオーロにブーイングを浴びせた件について、次のように“お願い”をした。
「ザニオーロへのブーイングには申し訳ない気持ちになった。サポーターの皆さんに一つだけお願いしたいのは、すべてを捧げている選手たちにブーイングをしないでほしいということだ」
また、ローマOBの元フランス代表DFヴァンサン・カンデラ氏が、9日に行われたセリエA第17節のミラン戦(△ 2-2)におけるローマおよびザニオーロのパフォーマンスを批判した件について、モウリーニョ監督は「ローマから給料をもらっていれば、そんなことは言えないね」と、名指しこそしなかったものの辛辣な言葉を投げかけている。さらに、指揮官は自身の去就についても言及。「会長に感謝したい。第一候補ではなく、唯一の候補であると私に言ってくれたからだ」と、ポルトガルサッカー連盟(FPF)から次期ポルトガル代表監督への就任を要望されていたことを明かし、「でも、私はここローマで幸せだから断ったんだ」とコメントした。
ローマは、16日にセリエA第18節のフィオレンティーナ戦を控えている。『スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ』で行われる一戦では、サポーターの反応も気になるところだ。
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