スペイン紙『マルカ』は12日、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ヒラルがPSGに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの獲得に動く可能性を報じた。
『マルカ』によると、アル・ヒラルがメッシ獲得に興味を抱いている背景には、サウジアラビアで高い人気を誇る“ライバル”アル・ナスルの動向が関係しているという。アル・ナスルといえば、2022年12月31日にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを2年半契約で獲得したことを発表。総年俸が約2億ユーロ（約280億円）近くにものぼることで、世界中に衝撃を与えた。アル・ナスルに世界的なスターを確保されたことを受けて、アル・ヒラルはC・ロナウドの永遠のライバルであるメッシを獲得することを検討している模様だ。
また、アル・ヒラルはメッシに対して、C・ロナウドを上回る年間3億ドル（約388億円）の収入を得られるようなオファーを用意しているとのこと。『マルカ』は、メッシが現在サウジアラビアの観光大使を務めていることを挙げ、「すでにサウジアラビアと関係があることは留意しなければならない」と伝えている。同紙は、サウジアラビア政府が同国のサッカーを盛り上げるために、メッシとの契約にかかる資金をアル・ヒラルに援助する可能性があることも報じている。
なお、現在メッシが所属しているPSGのクリストフ・ガルティエ監督は、12日に行われたリーグアン第18節・アンジェ戦前のプレスカンファレンスでメッシの契約状況について言及。「話し合いが行われている。私からすれば、レオはパリで幸せそうだ」とコメントしている。
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